
2年生人権学習
2021年12月03日(金)
2年生は11月末から3時間計画で人権学習に取り組んでいます。今回のテーマは「国際理解学習」です。豊かな日本に住んでいると、世界のほかの国も同じだと考えている人は意外と多いものです。実際、発展途上国は食糧難や疫病等で平均寿命も大変短い国もあります。今回は、発展途上国の現状にスポットを充て、授業が組み立てられています。1次では「命のうでわ」(貧困国での子どもの二の腕の太さを表したわっか)について考えました。第2次では海外青年協力隊の方にお越しいただき、ガーナやソロモン、ケニア、モンゴル等での海外協力を通した関わりについて講話をいただきました。そして、今日の3次では、フィリピンのマニラに住む12歳の少女にドキュメント映像を視聴しました。父を亡くし、母は病気で働けず、12歳の少女が2人の下の子の面倒見ながら、1日12時間も働く状況が映し出されました。仕事と言ってもゴミの山から資源となるものを取り出し、買ってもらうことでした。「勉強をしてみたい」と話す少女の言葉が胸に刺さります。この現状を知って、私たちはどんなことができるでしょうか。よその国だからではなく、今自分にできることを考える機会になればと思います。