
切磋琢磨月間
2023年11月08日(水)
本校では、教員の授業力を高めるため、11月を切磋琢磨月間と銘打って、教員が授業を参観し合う機会を設けました。近年、若い教員が急増する中、いかに授業水準を確保するかが、どこの学校でも課題になっています。また、指導要領も変更になり、多くの新たな視点が加わる中で、ベテラン教員においても指導方法の変更が迫られています。そこで、若い教員も中堅の教員も、ベテランの教員も今一度授業づくりを真剣に考えるきっかけになればと、研究主任が発案してくれました。先週から始まっていますが、授業を後ろで参観する姿が見られるようになってきました。参観後は、授業を見て参考になったことやアドバイスや気付いたことを返せるワークシートを記入して、授業者に渡すシステムになっています。私も今日から全員の授業を参観すべく、教室に足を運んでいます。教員はその教科指導のプロなので、多くの仕掛けを授業に盛り込んでいます。わかりやすい授業ができる教員を目指して、互いに切磋琢磨したいものです。

生徒指導に係る管理職研修
2023年11月07日(火)
今日は午前、午後共に出張でした。一日話を聞いている時間が長く、いつも以上に疲れました。午後からは、生徒指導に係る管理職研修で、生徒指導上の今日的な課題と対応についてお話を伺い、後段は「一人1台端末におけるいじめの問題理解」と題して、兵庫県立大学の竹内和雄先生の講演を聞きました。昨年度の諸問題調査の結果のまとめが先日新聞に掲載されていましたが、暴力行為、いじめ、不登校が過去最高を記録したとのことでした。本校においては、暴力行為は減少、いじめは横ばい、不登校はやや増加傾向にあるという状況です。いじめについては、アンケートや訴えを察知したらすぐ動き始める体制が整っているので、件数はかなり報告していますが、深刻化しないよう努めてきました。不登校については様々な原因がありますが、最初は「行き渋り」から始まるケースが多くあります。家庭と協力しながら丁寧に生徒の話を聞きながら進めて行く中で、回復できるケースと時間がかかるケースに分かれます。本校では担任だけが抱えるのではなく、チームで支えて行けるように配慮しています。場合によっては別室登校や放課後登校、校外での様々な教室を利用している生徒もおりますが、学校との関係が切れないように必ず連絡は取り合っています。最近、マスコミ等でも取り上げられることも多くなりましたが、多様な学びの保障をいかに行えるか工夫のしどころです。
後段の講演については、GIGAスクール構想の下、タブレットが一人1台配置され、情報を瞬時に得ることができることや個別最適化の流れができつつある一方で、気を付けなくてはならないことを指摘いただきました。個人のスマホ所持率も中学生では9割を超えるように状況の中、SNSのやり取りでトラブルになるケースや闇バイト等の甘い罠にはまるケースが散見されています。軽いノリのつもりの投稿が、友人の人権侵害につながったり、いじめになることも多く、小学校低学年から情報モラルの学習を繰り返して行う必要があることがわかりました。先日、本校でも1年生を対象に弁護士によるいじめ防止の学習を行いましたが、法的な根拠も知らせておくことも必要だと感じました。知らないがゆえに、取り返しがつかないことなったり、今後の人生が辛くならないように、中学生にできることはしておきたいと思いました。

2年職場体験学習事前訪問
2023年11月06日(月)
今日の午後から2年生は、職場体験学習の事前訪問に出かけました。本番は11月29日から12月1日の3日間ですが、今日は事業所までの経路の確認や担当者との打ち合わせを目的に行われました。14時過ぎから事業所ごとに集まり、昇降口で交通費を受け取り、出かけていきました。初めて行く場所なので、緊張感が漂っていました。自分の目で3日間の仕事内容を確認し、当日までに心の準備をしてもらいたいです。まずは、今日の事業所との打ち合わせがうまくできることが第1関門です。
今年度は4年ぶりに実施となり、事業所の確保にかなり苦労したようです。何とか50数か所にお願いすることができ、2名から多いことろでは15名がお世話になります。学校では経験できない、実際に働く体験こそ、生きる力の育成につながると感じます。将来の職業決定には直結する人が少ないと思いますが、「働くこと」について考えるきっかけにしてもらいたいです。