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2020年06月08日 記事
一斉登校開始

2020年06月08日(月)

今日から新型コロナウイルスへの対応をしながら、一斉登校が開始されました。クラスでは、全員が集まるのは4月10日以来で、約2ヶ月ぶりの再開となりました。1年生は2ヶ月遅れの校舎案内で、校長室や職員室の案内を受けていました。どうしても友だちとたくさん話したいという思いが先走り、昼休み等に密集になる場面が見られました。ソーシャルディスタンスを保つのは、なかなか難しいですね。気がついた場面で今後も呼びかけたいと思います。
 今日、坂本学区の老人クラブの会長様から私たち教職員に激励のお手紙をいただきました。がんばる勇気をいただきましたので、紹介させていただきます。「『切磋琢磨』を受け取るたびに、コロナ禍という未曾有の困難のなか、松代弘校長先生をはじめ教職員の皆さんの奮闘が目に浮かびます。心から敬意を表します。連帯の気持ちを伝えたくてペンを取りました。学校が再開されたとはいえ、子どもたちは、長期の休校によるかつてない不安とストレスをためこんでいることでしょう。新型コロナウイルス感染への恐怖はもちろんのこと、学習の遅れへの不安、部活動ができない、外で遊べない、友人関係が希薄になるのではなど、計り知れないものがあるでしょう。みなさんが、そんな子ども達に正面から向き合い、格闘していることにある種の神々しささえ感じます。
 今こそ手厚い教育が求められているように思います。個別の手立てを含め一人ひとりを丁寧に教えていただく、手間と時間をかけて心身のケアをすすめていただくなどが、通常に増して大事になっているように思います。
 わたしは、日本が敗北した第二次世界大戦終結の1945年に小学生になりました。1学期が終わるのを待ちかねて空襲の難を逃れるため、田舎に疎開しました。疎開先の生活は、8畳一間のたばこの乾燥小屋に親子8人が寝起きし、最初の数年間は飲み水も川から汲む生活でした。そんな暮らしが中学卒業まで9年間続きました。それでも、勉強も部活もあらゆる面で学校生活は楽しく充実していました。そこには、戦後の混乱期にかかわらず、親身になって私たち子どもと接してくれた先生方の努力があったと思います。中学卒業と同時に就職した紡績工場では、いきなり3ヶ月あまりのストライキに巻き込まれたことを含めて、いい思い出になっています。
 コロナ危機は長丁場が予測されています。それだけに、校長先生を始め教職員のみなさん、ご自身の健康に万全を期していただきながら、子どもたちが成長したとき、『先生と一緒にかんばったよ』と思い出してくれるような、心温まる対応を心から願っています。」
 学校だより「切磋琢磨」は、毎月1日を基準に発行しております。地域のみなさんには、組回覧で回させていただいております。心温まるお手紙を頂戴し、ますます身が引き締まる思いがいたしました。今後ともよろしくお願いします。

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