
校長面接開始、下阪本幼稚園ぽかぽかコンサート
2022年11月30日(水)
昨日より推薦等で受験を希望する3年生を対象に、校長面接を行っています。本年度も100名に上る生徒の面接を引き受けることになりました。お昼休みと放課後の時間を活用して、8日間ほどじっくり時間をかけて行います。校長室前に待機しているときから、緊張状態は高く、かなり肩に力が入っている生徒も多くいますが、私の質問に丁寧に答えてくれています。想定外の質問時には、少し戸惑いを見せることがありますが、脳に汗をかきながら懸命に言葉を紡ぎ出しています。「自分の思いを自分の言葉で話す」「相手にわかるように端的に話す」など面接練習を繰り返してきているので、今後の面接が楽しみでなりません。
また、昨日下阪本幼稚園の園児より招待を受け、「あったかコンサート」に行ってきました。3歳児の歌と5歳児の合奏と歌を聞かせていただきました。夏に行ったコンサートから、特に5歳児の演奏は数段よくなっていました。入場から演奏時の姿勢、退場に至るまで「さすが年長児さん」という立派な態度でした。就学前の子どもの成長の速さに驚かされました。この子ども達が、10年後には前述したような高校進学に向けた面接を受けるんだなあと考えると、子どもの成長のすごさを改めて感じます。

1,2年生人権学習
2022年11月29日(火)
今日の午前中に1,2年生は人権学習に取り組みました。1年生は、車いすバスケットボールの4名の選手にお越しいただき、車いす生活になったきっかけやバスケットボールを始めるまでの葛藤など生のお話を聞かせていただきました。その後は、車いすバスケットボールのルールを教えていただき、実際に車いすに乗ってバスケットボールをする体験をさせていただきました。クラスごとに4名が1チームとなり対戦しましたが、車いすの操作とボールをコントロールする動作を同時にすることが難しく、なかなか思うようにプレーができませんでしたが、選手のみなさんがうまくフォローをしていただき、得点を挙げるシーンも見られました。一生懸命にチームを応援する場面も見ものでした。選手のみなさんは日々の努力のかいがあり、車いすに乗ったら自由自在で、健常者である生徒の方が翻弄される展開でした。「障害」についての認識も変わったのではないでしょうか。
2年生は、2クラスずつ交替で、国際交流協会の紹介で講師をお招きにし、「貿易ゲーム」とワークショップ「世界が100人の村だったら」を行いました。2年生の人権学習のテーマは国際理解で、SDGsをナビにして持続可能な社会を作るためにできることを考えました。「貿易ゲーム」とは紙や道具を不平等に与えられた複数のグループの間で、できるだけ多くの富を築くことを競う貿易のシュミレーションゲームです。同じルールの下でも、あらかじめ不平等な初期条件を設定しておくことで、豊かなグループはより豊かに、貧しいグループはより貧しくなるというように、経済格差が拡大していく仕組みを、現実の自由貿易システムと対比して体験するものです。グループワークではとても楽しそうに活動していたのが印象的でした。ワークショップ「世界が100人の村だったら」は、全世界を100人としたときに、男女比や宗教、人種、富を割合で考えてみるゲームです。「52人が男性で、48人が女性」は想像がつきますが、「70人が有色人種で、30人が白人」や「6名が世界の富の59%を所有し、その6名がともにアメリカ人」「70人は文字が読めません」などは想像をはるかに超えたのではないでしょうか。この学習を通して、世界観を持つことで、今の日本の現状を客観視できたのではないでしょうか。

3年生はいま
2022年11月28日(月)
今週は後半12月に入ります。2学期もラスト1か月を切り、なにか気ぜわしさを感じるものです。3年生は11月に入り、卒業後の進路を具体的に考える時期に差しかかっています。明日から推薦で受験を考えている生徒を対象にした校長面接が始まります。8日間にわたり、多くの生徒の思いを聞きたいと思っています。緊張すると思いますが、自分の言葉でしっかり表現してもらいたいと思います。
それと今日の3年生のミニ通信を見てみると、卒業式に向けての準備が始まっていることに気が付きました。式歌と別れの歌の指揮者と伴奏者の立候補を募る案内が書かれていました。まだ卒業式まで4か月以上もあるのにと思いがちですが、進路のことがあるので早くかからないといけないのもわかる気がします。中学校生活の締めくくりの時期に差しかかった感じがします。