
弱いところでつながっていく
2021年11月25日(木)
昨日、学びの礎ネットワーク事業の学校訪問を受けました。放課後の時間に、先生方はブロックの保幼小中高の先生とオンラインで研究部会を行いました。県教育委員会人権教育課の先生と市教育委員会学校教育課の先生がお越しいただき、その様子を見ていただき、本年度の事業について助言等をいただきました。
その中で、自尊感情が話題となり、指導主事の先生が私に「校長先生は自尊感情をどのようにとらえられていますか?」という質問を受けました。やや戸惑いましたが、以前より多くの先生から自尊感情についてはご教示いただいていたので、私は「自分の良いところもよくないところも丸ごと受け入れること」と答えました。つまり、自尊感情を高める教師のアプローチは、よいところはほめる、よくないところも含めて存在を認めてあげることだと思います。
助言の最後に、一つ詩を紹介いただきました。
「弱いところでつながっていく
岩川 直樹
菜の花は
自分で動けないから
ハチに花粉を運んでもらっている
ハチは
自分では蜜をつくれないから
菜の花に蜜をつくってもらっている
わたしは
計算が弱いから
お兄ちゃんによく計算をたのんでいる
お兄ちゃんは
服のセンスがわるいから
わたしによく服の相談をする
子どもは
知らないことが多いから
大人からいろんな知識を学ぶ
大人は
忘れていることが多いから
子どもにいろんなおどろきを学ぶ
私たちはみんな
弱いところがあるから
その弱い何かで
ちがうだれかとつながっていける」
互いに弱さを認め合える学校でありたいなあと思います。
今日から、1,2年生は2学期の期末テストです。弱いところを見つけて、互いに努力できるといいですね。