
7月の書
2021年07月14日(水)
遅くなりましたが、今月の書を紹介します。「明鏡止水」(めいきょうしすい)と書きました。意味は、邪念ややましさがなく、落ち着きはらっている様子です。「明鏡」は、よく磨かれた鏡には汚れも垢もつかないが、汚れていれば塵や垢がついて曇ってしまい、物事がはっきり見えなくなってしまうという意味の文章からきています。「止水」は、人は流水を鏡として使わず、止まった水を鏡にする。不動の心を得たものだけが、心の安らぎを求める人にそれを与えることができるという意味の文章からきています。いつもこんな気持ちでいたいのもですね。
朝、職員玄関に貼られた「種をまこう」というポスターが目に入りました。人権啓発のポスターのようで、生徒にみなさんには冊子で渡しています。とてもよい詩なので読んでみてください。
「種をまこう 種をまこう
こころの中に種をまこう
わたしのこころ あなたのこころ
みんなのこころ 種をまこう
生まれたばかりのやわらかいこころに
「人権」という名の種をまこう
そして
「思いやり」という名の水と
「愛」という名の栄養を
たっぷりたっぷり そそいであげよう
みんなの「笑顔」という名の陽をあびて
きっと 芽が出る 花が咲く
やがて
大きな幸せの実が みのる」