
弱いところでつながっていく
2021年11月25日(木)
昨日、学びの礎ネットワーク事業の学校訪問を受けました。放課後の時間に、先生方はブロックの保幼小中高の先生とオンラインで研究部会を行いました。県教育委員会人権教育課の先生と市教育委員会学校教育課の先生がお越しいただき、その様子を見ていただき、本年度の事業について助言等をいただきました。
その中で、自尊感情が話題となり、指導主事の先生が私に「校長先生は自尊感情をどのようにとらえられていますか?」という質問を受けました。やや戸惑いましたが、以前より多くの先生から自尊感情についてはご教示いただいていたので、私は「自分の良いところもよくないところも丸ごと受け入れること」と答えました。つまり、自尊感情を高める教師のアプローチは、よいところはほめる、よくないところも含めて存在を認めてあげることだと思います。
助言の最後に、一つ詩を紹介いただきました。
「弱いところでつながっていく
岩川 直樹
菜の花は
自分で動けないから
ハチに花粉を運んでもらっている
ハチは
自分では蜜をつくれないから
菜の花に蜜をつくってもらっている
わたしは
計算が弱いから
お兄ちゃんによく計算をたのんでいる
お兄ちゃんは
服のセンスがわるいから
わたしによく服の相談をする
子どもは
知らないことが多いから
大人からいろんな知識を学ぶ
大人は
忘れていることが多いから
子どもにいろんなおどろきを学ぶ
私たちはみんな
弱いところがあるから
その弱い何かで
ちがうだれかとつながっていける」
互いに弱さを認め合える学校でありたいなあと思います。
今日から、1,2年生は2学期の期末テストです。弱いところを見つけて、互いに努力できるといいですね。

秋から冬へ
2021年11月24日(水)
22日からのまとまった雨の後、急激に気温が下がりました。昨日は勤労感謝の日でお休みでしたが、朝から風が冷たく気温もなかなか上がらない状況でした。今日も朝昇降口に立っていると、吹き抜ける風が冷たく、季節は冬へと進んでいることを実感しました。生徒の服装も、防寒着を着ている人が増えてきました。本校は自分の体調に合わせて、服装を考えるということで、衣替えの日を設定しておりません。今でも半袖のカッターシャツで登校している人もおり、「寒くない?」とお声をかけると、「大丈夫です。」と元気に返してくれています。彼は今年の冬もこの服装で頑張りそうです。
地元の日吉大社や西教寺でも紅葉の見ごろを迎えています。11月に入ってライトアップをされているようで、夜の紅葉もなかなか幻想的です。12月6日まで行われていおるようです。ライトアップされているうちに足を運びたいものです。校長室前には、今月の書として「紅葉の帳」(もみじのとばり)と書きました。まさにあたり一面の紅葉した様子を帳に見立てた言葉です。帳とは、外から目隠しの目的で垂らす布のことを指しています。百聞は一見に如かずですね。

3年生の授業を参観しました
2021年11月22日(月)
今日は午前中時間ができたので、3年生の授業の様子を見に行きました。英語の授業では、英語の会話を2人ペアで前に出て発表している場面を拝見しました。教科書を見ながら話している人もいれば、すべて暗記して話している人、相手の方に視線を向けながら話している人などさまざまでした。でもさすが3年生。かなり流ちょうな英会話が成立していました。
次に社会の授業(公民)を拝見しました。人権が制限される場合を考えてみるという内容でした。4人グループで身近な場面でそんな状況がないか意見を出し合っていました。生徒からは、「公民の授業は本当に楽しい。じっくり考えたことが身近な生活で行かせるところが多いから」と答えてくれました。話をした内容を発表するときも、しっかり理由付けを説明することもできており、各自が考えたことをグループで共有することで、確信を得た感じがしました。今は、時間制限をしながらも学び合いの形態がとれるようになり、他人の意見を聞く機会が見られるようになりました。生徒の学びがより深まることを期待しています。