
2学期始業式
2023年08月30日(水)
今日から全学年がそろい、2学期がスタートしました。朝の昇降口も一挙に活気が戻ってきたように感じます。今日は放送による始業式と学級活動の時間のみの設定でした。午前中に部活動まで行い下校となりました。
始業式の前に表彰伝達を行いました。夏季総体での活躍の足跡が表彰状の多さに現れていました。受賞したみなさん、本当におめでとうございます。始業式の最初に、今回も熱中症を考慮して放送でしたが、私から話をしました。全文を紹介したいと思います。
「みなさん、おはようございます。みなさんにとって今回の夏休みはどんな休みでしたか?先週の全国大会まで部活動一色の毎日を送った人もいれば、ゆっくりと自分のペースで夏を満喫した人もいたと思います。いずれにしても、この休みが自分にとってよかったと思うこと、そして今日から始まる2学期の活力になったと考えれば、元気が出てきますね。
少し夏休みのことを振り返ってみたいと思います。まずは夏季総体です。3年連続滋賀県男女総合優勝は叶いませんでしたが、3年生を中心に本当に最後まで粘り強く戦いました。滋賀県大会で好成績を上げ、近畿大会に駒を進めることができた部活動が今年も6つありました。団体では男子バドミントン部、バレーボール部、柔道部が、個人ではバドミントン部、柔道部のほかに陸上競技部、卓球部、水泳部が近畿大会でも活躍してくれました。中でも近畿大会で、バドミントン部の男子ダブルスが優勝を果たし、全国大会に出場してくれました。また、文化部も吹奏楽部が地区大会で大迫力の演奏を披露し、金賞・きらめき賞を受賞し、県大会でも金賞を受賞し、関西大会まであと一息のところまで来ました。また、美術部も滋賀県美術部展でメッセージ性の高い作品ばかりで、会場に釘付けになりました。ほかにも、地道な努力が実を結び、この夏大いに活躍できた人はたくさんいるのではないでしょう。心も体も成長した夏休みだったのではないでしょうか。
さあ、今日から2学期が始まりますが、2学期には多くの行事が待っています。来週から合唱練習が始まりますが、7月の学校だよりでも紹介した通り、2,3年生の優秀クラスには、世界文化遺産の延暦寺根本中堂で合唱の奉納をしていただきます。互いに切磋琢磨し、素晴らしいハーモニーを創り上げてほしいと思います。
最後に、この夏に読んだ本の中から、少しだけ紹介しておきます。京セラ会長であった稲森和夫さんの「考え方」という本に次のようなことが書いてありました。
人生・仕事の結果=「考え方」×「熱意」×「能力」
各自が持っている能力は、人により違い0~10と様々です。しかし、「熱意」はやる気になればだれでも10に近づくことができます。そして、「考え方」は前向き考える人は「+10」、後ろ向きに考える人は「-10」と違いが出ます。みなさんも中1で正の数、負の数を習っているので、考え方で「-」だと、掛け算の結果大きな「-」になってしまいます。
2学期は、是非とも持っている能力を全部出し、熱意をもって、そしてプラス思考で取り組んでもらいたいです。何よりも自分のことだけでなく、人にも優しく手助けできる考え方が大切になってくると思います。みんながこの気持ちで取り組んでいけば、より素晴らしい学校になるのはないかと思います。大いに期待しています。」
その後、生徒会代表の挨拶と生徒指導の澤村先生の話がありました。この夏に甲子園大会で優勝を成し遂げた慶應義塾高校の「エンジョイベースボール」について触れ、一時の楽しさだけでなく、努力の後の楽しさ、困難を乗り越えた楽しさをぜひ味わってほしいという話をしてくれました。
実り多い2学期にしてもらいたいものです。