
2年生平和学習
2023年01月30日(月)
2年生は、来年度4月に実施する修学旅行の準備が始まりました。方面については、当初沖縄で企画をしていましたが、コロナの影響もあり、広島、神戸方面に変更をしています。9月の文化祭で、学年発表で平和学習を取り上げ、少しずつ学習を積み上げている学年で、「戦争」や「平和」については興味関心が高くなっています。
今日は、総合的な学習の時間で「折り鶴(千羽鶴)~平和の象徴」というドキュメンタリー映画を視聴しました。この映画に登場する佐々木偵子さんは爆心地から1.7㎞離れた自宅で被爆しました。また、その後に降った放射能に汚染された雨にもかかりました。被爆から9年後に首の周りにしこりができはじめ、時が経つにつれて頬が腫れ始めました。病院にかかり、「亜急性リンパ腺白血病」と診断され余命宣告を受けました。病院に入院となり、そこで折り鶴を折り始め、千羽を超える折り鶴を折ったそうです。ちょうど発症から1年後に亡くなられ、お葬式で偵子さんが折り鶴を棺に入れられたそうです。生前、偵子さんが願いを込めて鶴を折ったは、彼女の死後、同級生等を通して引き継がれ、原爆の犠牲になったすべての子どもたちへの慰霊として、1958年5月5日に平和記念公園に慰霊碑が立てられました。偵子さんが願いを込めて折ったことに端を発して、折り鶴は平和の象徴として、千羽鶴は平和、健康など様々な祈願成就として、今なお世界中で折られています。
確かに、平和記念公園には千羽鶴がたくさん奉納されています。どんな思いで一羽ずつ折ったものなのか、この映画で考えさせられたのではないでしょうか。