
令和4年度開始
2022年04月08日(金)
春の陽光の中、令和4年度がスタートしました。桜の花もこの日に合わしたかのように満開になりました。朝、8時より新クラスの発表が行われたので、昇降口にはいつもより早く登校した生徒が待ちわびていました。あちこちで歓声が上がり、新クラスへの思いはさまざまでした。最初はあまりなじみのないクラスでも気持ちの持ち方で変わっていけると信じています。
その後、新任式で新しくお越しになった10名の先生方を紹介しました。先生方を代表して上窪教頭先生が大好きな日吉中に戻ってこれて嬉しかったという挨拶をしていただきました。続いて、始業式が行われ、私が学期はじめの挨拶をしました。その内容は全文を紹介しておきたいと思います。
「2,3年生の皆さん、おはようございます。そして、進級おめでとうございます。14日間の春休みをどのように過ごしましたか?いつも以上に温かい日々が続き、春の陽気を感じながら、今日の日を待ちわびていた人も多いのではないでしょうか。新型コロナウイルスの状況は、依然と高止まりしている状況で第6波がいつ収束するのか予想が経ちにくくなっています。新年度を迎えても感染症対策を十分に意識しながらのスタートとなります。学校ではマスクの着用はもちろんのこと、こまめな手洗いが大切です。改めて三密には身をおかないことを心がけてほしいと思います。
昨年度の初めにもお話しましたが、私は、中学校の3年間で一番に身につけて欲しい力は、「自立」だと思っています。確かに勉強ができるようになることは大切なことかもしれませんが、もっと大切なことは、大人の階段を上っていくために、自分で考えて行動できる人になるということです。「指示待ち人間」という言葉がありますが、誰かに指示されたら動けるけど、今の状況を判断し自分から進んで行動することが苦手な人もいると思います。では、どうすれば自立心は育つのでしょうか。まずは年度初めに自分自身の目標を決める際に、「〇〇ができるような人になりたい。」「目指せ、〇〇」などの目標を定めたら、それを達成するためにどんなことをすればよいか考えてみることです。
日本のプロ野球に続いて昨日アメリカの大リーグも試合が始まりました。今年も活躍が期待されている選手に二刀流の大谷翔平選手がいます。彼は高校生時代に「速いボールを投げる」という目標を紙の中央に書き、それを達成するためにする方法を網の目状に書き足していったという話を聞きました。本年度は目標を掲げるだけでなく、それを達成するための方法をしっかりと考えてほしいと思います。
今朝登校時に昇降口の書を見てくれた人がいると思いますが、進級おめでとうの続きに「自分の可能性に挑戦」と書きました。君たちには無限の可能性があります。自らの可能性を大きに伸ばしてもらいたいと思います。
3年生は、日吉中学校の「顔」です。思う存分リーダーシップを発揮してください。君たちの動きを後輩達は注目しています。「さすが先輩!」と言われる存在となり、1年後には自らの進路を自分でしっかりつかみ取れるよう、日々の努力を重ねてください。心から応援しています。
2年生は、新入生を迎えて先輩となります。中堅学年となり、自分の力をたっぷりと蓄える時期です。自分に自信が持てるよう、得意技を一つでも多く増やしましょう。中堅学年が引き締まる学校は、すばらしい学校になるとよく言われます。成長を期待しています。
最後になりますが、午後から入学する239名をお迎えし、全校生794名で、学校目標である「切磋琢磨し躍動する学校」を創っていきましょう。」
そして、午後からの入学式に向けて2,3年生で会場準備をしてくれました。素早い動きで、あっという間に式場を創り上げてくれました。1時間半から開式でしたが、天気も良かったこともあり、12時過ぎから保護者と一緒に新入生がきてくれました。桜の前入学式の看板前で写真撮影をしていました。
入学式はコロナの影響もあり、50分間という短時間で行いましたが、入場から退場までしっかりとした姿勢で臨めていました。全員が新制服を着用して入場し、日吉中の歴史が大きく変わる瞬間でした。