校長室より

2024/11/10
「豊かさ」の基準って何
 「健康」、「やりがい」、「仲間」など「豊かさ」や「幸せ」を感じる基準は人それぞれ違いますが、人は「豊かさ」や「幸せ」を求めながら生きていることは事実です。
 イソップ寓話「アリとキリギリス」の話は多くの人が一度は聞いたことがあるでしょう。キリギリスは今の幸せのために蓄えることもなく毎日を楽しく過ごし、アリは将来のために今を我慢して蓄えを行い、冬が来て、蓄えていなかったキリギリスは冬を越すことができず、蓄えのあったアリは冬を越すことができたという話です。
 今を幸せに過ごしつつ、同時に将来への蓄えもできたら最高ですがなかなかそうもいかず、多くの人は、「将来の幸せ」のために蓄えようと一生懸命に働き、少し我慢して生活しています。辛い人生を歩んで最期の一瞬だけ幸せを感じるよりも、幸せな時間をなるべく多く過ごすことが「豊かな人生」なのかもしれません。普段の生活をいかに幸せな時間として過ごしていけるかで人生の豊かさが決まるのではないでしょうか。毎日たくさんの笑顔とたくさんの感謝で心を幸せにして生きていくことが大切ですね。

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2024/11/04
大谷翔平選手から学ぶ
 メジャーリーグのワールドシリーズ、大谷翔平選手が所属するドジャースがワールドシリーズ制覇を果たしました。メジャーリーグとは、アメリカ(29球団)とカナダ(1球団)に本拠地を置く30球団で構成されるプロ野球リーグ(日本のプロ野球は12球団で構成)です。これまでも多くの日本人がメジャーに挑戦しています。日本人メジャーリーガーのパイオニアとして野茂英雄投手、メジャーリーグの年間最多記録となる262安打を放ったイチロー選手、ワールドシリーズで日本選手初のMVPを獲得した松井秀喜選手など、野球を知らなくてもその名前は聞いたことがある人も多いでしょう。中でも日本人選手として大谷翔平選手は「二刀流」で有名です。今季は野手として活躍し、54本塁打、59盗塁の記録的活躍が注目を集めました。
 大谷選手が高校生の時に9マスの思考法「マンダラチャート」を書いていた話は有名です。このチャートには、目標が細かく設定され、その目標には「プロ野球8球団からドラフト一位指名」が書かれていました。当時から高い所に目標を設定していたということです。自分の目標を言葉にして、いつも目にすることで、常に目標を意識して過ごすことができます。もう一つ、「ゴミを拾う」という花巻東高校時代の佐々木監督による教えを大切にしてました。「ゴミは人が落とした運。ゴミを拾うことで運を拾う。そして、自分自身にツキを呼ぶ」。この教えを大切にして、メジャーリーグに行ってからも、ゴミを拾う姿が度々話題にあがりました。整然とした場にいると、生活の質も上がり、心もすっきりとします。自分の周りを「清める」ことが大切ということですね。また、大谷選手は、ほとんど外食をせず、健康にいい食事を心がけるとともに、十分な睡眠をとることを重要視しています。超一流の結果を出すためには、体調管理の入念さも人並み以上ということですね。
 しかしこれらのことは大谷選手でなくとも誰もがやろうと思えばできることです。それが続けられるかどうか。大谷選手から学ぶことは徹底する、やり切ることにポイントがあるように思います。

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2024/10/26
アンガーマネジメント
 「こうあるべきだ」という自分の考えと違うことが起こった時、人は「怒り」の感情をもちやすくなります。例えば、約束の時間に友人が遅刻した場合、自分の中に「時間は守るべき」という「べき」があり、それと違う行動に「怒り」の感情をもってしまうなどです。遅刻を肯定しようとは思いませんが、「怒り」の感情をそのまま口に出してしまうと考え方の違いで喧嘩になってしまうこともあります。遅刻した友人に怒ったとしても、「それくらいで怒るべきではない」と考える人もいます。そうなると今度は「遅刻したことを謝るべきだ」と考えてしまって、もっと怒ってしまうことになります。
 「アンガーマネジメント」という「怒り」の感情をコントロールするための「6秒ルール」という広く知れた理論があります。怒った時に一番イライラするのは最初の6秒くらい。その6秒だけ少し我慢すると冷静に自分の感情をコントロールできるというものです。「短気は損気」というように、怒りっぽい人は損をしていることが多いです。小さなことで怒ってばかりいると、人間関係も悪くなるだけです。まずは深呼吸して6秒我慢。大切なことはイライラの感情をぶつけることではなく、落ち着いて自分の気持ちを伝えることです。

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2024/10/06
相手の気持ちを考える
 いい人間関係を築くためには、相手の気持ちを考えるということが大切です。コミュニケーションのすれ違いは、相手の立場に立って考えず、自分の主張ばかりを押し付けてしまうことから起きやすくなります。
 そもそも、人間は、自分の気持ちにはとても敏感で、楽しい、悲しい、嬉しい、悔しいなど自分の気持ちのことは自分でわかっています。でも相手の気持ちとなるとそううまくいきません。自分を相手の立場に置いてみると、意外と良かれと思ってやっていたことがそうでなかったりということもあります。人の気持ちが分からないと、自分勝手な人、と思われてしまうこともあり、家族や友人との間にトラブルが生じたり、関係性が悪いほうにいく可能性もあります。
 相手の気持ちを考えているつもりなのに、上手くいかない。それは相手の立場になって考えているのではなく、自分の立場のまま相手の気持ちを考えているということです。人は生きてきた環境や性格によって、価値観も考え方も違います。相手の価値観と自分の価値観が大きく違う時、自分だったらこう思うという自分中心の考えをしていると、それは的外れな考えになってしまうことがあります。相手の立場になってみて、相手の気持ちを考えるようにすることが大切です。正直なのはいいことですが、場合によっては言わなくてもいい事や、言い方を少し変えるだけで相手を傷つけずに済むかもしれません。
 学校では多くの人が生活しています。意見の食い違いや捉え方の違いがあって当然です。コミュニケーションの仕方を学ぶところが学校です。先週延期になった体育祭も予定されています。相手の気持ちを考えながら、みんなで盛り上がれるような行事にしていきましょう。

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2024/09/29
ようやく秋の気配を・・・
 ようやく秋の気配を感じるようになりました。虫の音や涼しい風に秋を実感します。今年の夏は大変圧夏でした。気象庁の統計で真夏日(最高気温が30度以上の日)が少なかった年で比べると、1960年代では29日。2010年代では47日というのがもっとも少ない数字となっています。1960年代から2010年の60年を比較すると、全体に真夏日の日数が増えている印象です。
 先週からかなり過ごしやすくなりました。この土日は窓を置けると寒く感じる時間帯もありました。季節の変わり目は身体が慣れるのに時間がかかります。明日からは中間テストは始まります。週末には体育祭も予定されています。体調管理に気をつけて行きましょう。
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2024/09/27
「順位をつけない運動会」
 小学校の中には「順位をつけない運動会」があると聞きました。走るのが得意な子も、苦手な子も全競技全員参加が原則だそうです。思い返すと私の小中学生時代は「体育祭」ではなく「体育大会」でした。まさしく競走による競争でした。時代も変化し、最近は運動が不得意な子の気持ちを心配し、運動会の競争を反対する人たちも多いことも事実です。
 さて、「順位をつけない運動会」とはどういうことなのでしょうか。点数の付け方に工夫がされているのだそうです。例えば50m走。「誰が一番になるか?」ではなく、去年の自分のタイムを超えることができれば、チームに加点される仕組みです。競争の順位が何位だろうと関係ありません。去年の自分を超えることで、チームに貢献できます。中には去年より遅くなる子もいます。でもその悔しさは戦う相手は自分なので次のモチベーションになるそうです。人と比べないで、自分の得意を伸ばしていこうという考え方で素晴らしいです。
 ただ、人と比べることも生きる上では大切な視点の一つであるとも言えます。人と比べることによって自分の得意なことも苦手なこともわかってくることも事実です。世界には自分より得意な人なんて数多くいるわけで、その度に自信を失ってしまっては何ともなりません。自分を正しく認識する「自分を知る」こともとても大切なことです。みんなと一緒になって学習するってそんなことではないでしょうか。
 来週は中間テストと体育祭があります。体調管理には十分気をつけてください。

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2024/09/21
素晴らしい文化祭でした
 文化祭が終わりました。全校生徒が体育館に集まり、モザイクアートの披露や吹奏楽部の演奏を皮切りに文化祭が開会しました。文化部の展示発表や生徒会企画、夢プロジェクト企画、合唱コンクール、PTA打出委員会による「打出うどん」など盛りだくさんの内容の文化祭でした。
 中でも合唱コンクールではどの学年も、どのクラスもプレ発表以降一番の歌声を体育館に響かせてくれました。多くの保護者の皆様にも鑑賞いただく中で心に響く感動深い合唱を披露してくれました。ありがとう。合唱は何よりそれぞれが歌う気持ちを持たなければ成り立ちませんし、全員の声を合わせてハーモニーを生み出していかなければなりません。全員で練習を積み重ねていくうちに、お互いを思いやる気持ちを学び、成長していくものです。その成長が大きく感じられた素晴らしい合唱コンクールでした。みんなで一つの曲を仕上げる難しさは初めて合唱コンクールを経験する1年生でも、何度か経験している3年生でも同じです。そのときのメンバーで心を一つにしなければ聴いた人に感動を与えるような合唱はできません。鳥肌が立つの言葉通り、心を揺さぶられる感動を味わいました。
 1年生は初めての合唱ですがどのクラスも立派に歌い上げ、正直ここまでやってくれたことに喜びを感じました。2年生は気持ちの入れ方も格段に変わり、昨年の合唱に比べて堂々と歌い上げる姿に心と体の成長を感じました。3年生はさすが圧巻。合唱に対する心の叫び、熱い思いが熱く伝わってきました。合唱を終えた皆さんの顔にどの学年、どのクラスもそれぞれやり終えた充実感が感じられ、とても嬉しかったです。この文化祭での学びを学校生活に是非と生かせる学びにしてほしいと思っています。 
 文化祭では「打出うどん」「ブックカフェ」をはじめ、多くの保護者の皆様や地域の皆様に協力していただきました。ありがとうございました。 

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2024/09/15
文化祭「合唱」で大切で大切にしたいこと
 合唱がもつ最大の魅力は、たくさんの声が重なることで生まれる音色の美しさです。一人ひとりの歌声は小さくても、たくさんの声が集まって深みのある響きが生まれます。みんなが同じことを同時に歌っていても、それぞれがバラバラなことを考えていれば、美しい響きは生まれません。気持ちをひとつになることにより、はじめて聴く人の心に響く歌になります。
 文化祭の取り組みとして合唱がありますが、結果の順位は関係ありません。合唱練習を通して周囲のメンバーと協力しようという協調の心や、みんなで同じ気持ちを共有して表現する一体感を得ることが目的です。美しいハーモニーができたときには興奮と感動が得られことでしょう。


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2024/09/08
教育とは長い時間をかけて育てること
 教育を受けたら人間がすぐ立派になるのではありません。人を育てるということは、長い時間と歳月を要するもので、教える方も、学ぶ方も、努力と忍耐が必要です。人間以外の動物であれば、自らの命を守るため、生まれ落ちるとすぐ歩き始めます。そして、離乳と同時に親から離れ、独り立ちをします。しかし、人間の場合は生まれても歩きだすまでに1年かかり、独り立ちするまでには、かなりの時間を要します。一見大人に見える年代でも人間社会の中で独り立ちするまでには20年近くの歳月を要します。人を育てるのに時間がかかるのは、言葉を活用し、居住空間を有し、食べ物を耕作する高等動物として人間があるからです。
 しかし、今の時代は教育にもおいても性急さが求められる時代になりました。テストで100点とることで社会は成り立ちません。見せかけの学びや受験のテクニックだけを身につけても、社会では役に立たないのです。それよりも、本をたくさん読んで感動したり、考えを深めたり、植物や動物を育てた体験を持ったりとか、その人の心や知識の中にどっしりと根付いた考えや行動ができる人が、将来において開花していきます。
 水面のボールは深く沈めるほど高く飛ぶように、深い勉強をしている人ほど、やがて頭角を現していくのではないでしょうか。教育とは長い時間をかけて育てることです。長い時間をかけるとは失敗や成功体験を積むということです。

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2024/08/20
歯医者
 歯の詰めものが取れてから久しくなります。日頃なかなか時間がとれないため、夏休みを利用して歯医者に行くことにしました。本当はその都度行けば治療回数も減り、期間も短くなるのですが、思い切りのなさが災いしています。
 治療では口をずっと開けて機械音が聞こえるだけです。どういう状況なのか、どういう治療か、どれくらい時間がかかるのか、後どれくらい口を開けていなければならないのかわからず、不安しかありません。例えが悪いかもしれませんが先が見えない不安ってこういうことですね。
 安心させるために一定の説明をしながら施術することも必要。私たちが子供に接するときも言葉かけ一つで安心に繋がります。心していきたいと思います。もう少しで2学期が始まります。安心・安全な学校づくりに努めたいと思います。

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