校長室より
2023/05/12
世の中の役に立つ仕事
QRコードを最近よく目にします。四角の枠の中に模様があって、それをスマホ等で読み取ると、ホームページが開いたり、お金の支払いが完了するというものです。今では現金を持たずに買い物できる便利な仕組みとして、世界中の多くの店でこのQRコードが使われるようになっています。このQRコードの発明は日本です。元々、自動車部品の会社が部品管理をするために作りました。以前はバーコードが一般的でしたが、情報量が限られていたため、もっと多くの情報が入り、安定して使えるものとして開発されました。
この開発に2年の月日がかかりました。どの角度からも瞬時に読み取れるようにするため、QRコードの隅に「回」のような記号を置くアイデアを思い付いたそうです。開発した会社はQRコードの特許を取得しましたが、できるだけ多くの人に使用してもらおうと使用はオープンとしました。
世界に通じる世の中の役に立つ仕事ってすごいですね。皆さんにもその可能性があります。
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2023/05/08
脚下照顧
昇降口でこの言葉を見たことはないですか。自分の足元をよくよく見なさいという意味です。元々は禅宗の教えで、他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめなさいという戒めの言葉でした。それが転じて、理屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省しなさいという教えになりました。「脚下」は足元。「照顧」は反省、熟考の意味。人の心は見えないけれど、履物が乱れているのは、表に出る現象として持ち主の心の乱れを表している結果ということです。慌てて先に目をやるのではなく、しっかりと自分の足元を見つめ、心を込めて丁寧に生きることが大切だという教えです。
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2023/04/24
『教室はまちがうところだ』
蒔田晋時さんの「教室はまちがうところだ」という詩です。私は教師になりたての若い頃、こんな教室だったらいいな、こんな教室にしたいな、という思いでこの詩を教室に掲示していました。本当はもっと長い詩ですが、割愛して紹介します。教室はまちがうところだ みんながどしどし手を上げて
まちがった意見を いおうじゃない
まちがうことをおそれちゃいけない
まちがうことをわらっちゃいけない
みんなで出し合い 言い合うなかでだんだん
ほんとのものを 見つけていくのだ
安心して手を上げろ 安心してまちがえや
まちがったって わらったり ばかにしたり おこったり
そんなもの おりゃあせん
そんな教室つくろうやあ
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2023/04/17
『カラーバス効果』
人は意識した音しか聴こえないのです。また、意識したものしか見えないのです。人混みで友人との会話が成り立つ時がしばしばありますよね。聴こうと意識した音は耳に入ってきます。色も同じ。例えば、あなたの周りにある「青いもの」を見つけてくださいって言われて、ちょっと意識して探すだけでどんどん見つかります。人は意識したものしか聴こえていないし、見えないし、覚えていません。
これを「カラーバス効果」と言います。ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分にたくさん集まるようになる現象のことです。「color(色)」を「bath(浴びる)」、つまり、特定の事象を意識することで、五感で得られた情報からその特定事象のみを積極的に認識するという性質を脳が持っているということです。
これが何を意味するのか。夢や目標を持ち、常に意識している人とそうでない人との情報の収集量に大きな差が生じるということ。具体的な目標を持ち、それに向かって懸命に日々生きている人は、目標を達成する可能性が高くなり、目標意識の薄い人の成功の可能性は低くなることを意味しています。夢を持つ、目標を持つってことは大事なことなんですね。
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2023/04/13
柔道の基本は受け身
「かわいい子には旅をさせなさい」とか「若いうちの苦労は買ってでもしなさい」とよく言われます。若いうちに手とり足とりだった親の保護を離れて、失敗を含めてさまざまな経験をすることが将来役に立つということです。人が生きていく上で、成功体験というのは大変重要で必要なものですが、成功体験以上に失敗から立ち上がった経験が重要です。何事に関しても、壁に突き当たるとか失敗するというのは楽しいものではありません。しかし、どうせ失敗するなら早い方が良いのです。若いうちの失敗は「若者のやることだから」と大目に見てもらえることもありますが、同じ失敗でも、ある程度年齢を重ね、多くの責任を背負うようになってからの場合は挽回するのに大変なエネルギーを要します
壁を乗り越えた経験や失敗から立ち上がった経験が、壁の乗り越え方や立ち上がり方を身に付させてくれます。また、失敗を回避する方法を身につける可能性もあります。
若いうちに壁や失敗を経験しておけば、立ち上がることも比較的容易です。また、年齢を重ねてから同じ失敗をする確率は低くなります。
柔道の稽古で一番目に習うのは受け身です。転ぶ練習です。けがをしない転び方を身につけるのです。いっぱい転んだ経験があれば、怪我をしない転び方や立ち上がり方を身につけることができます。転んだ経験が無ければ、転び方も立ち上がり方も知らず、大怪我をして立ち上がれなくなる可能性があります。
若いうちは、怪我をしない程度に、いっぱい転んでおくに限ります。今まで転んだことのない人は、そっと転んでみて、立ち上がり方を練習することです。柔道の受け身の練習のように。
親や教師は、子どもが転ばないように先回りをするのではなく、子どもの自主性を尊重し、いっぱい転んで立ち上がる経験をさせてあげることが必要だと思います。
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2023/04/11
優しい心根の打出中学生
地域の方から3月30日にうれしい電話を頂きました。昨日の始業式でも紹介しましたが、地域にお住まいの方が、大切なお財布を落とされたそうで、それを拾った本校の女子生徒が住所を確認し、その方の自宅まで届けてくれたそうです。大変感謝され学校に電話を頂きました。
優しい心根を持つ生徒が多いことに、感激するとともに校長としてたいへん誇りに思います。
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2023/03/24
「節目」
「節目」とは「材木や竹の節となっている部分」を意味していますが、この「節目」の「節」は竹の幹から来ています。竹の中は空洞となっており、空洞だけでは何もないために大きくなりませんが、表面に節があることによって、強くてしなやかに、そして高く大きく伸びることができます。このことを比喩的に用いて物事の節を「節目」と言うようになりました。節があることで困難が起きても大きく前進することができるという思いが込められています。
学年末を迎えました。1、2年生の皆さんはそれぞれ4月には進級します。大きな節目を迎えることになります。気持ちも新たに皆さんが強くてしなやかに、そして今以上に成長してくれることを願っています。
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2023/03/22
地域の方からうれしい声を聞きました
20日(月)に地域の方からうれしい電話を頂きました。地域にお住まいの方が、車椅子で道路を通行中、うまく走行できずに困っていたところ、偶然通りがかった打出中学校の女子生徒が「何かお手伝いできることはありませんか」と声をかけ、力を貸してくれたとのことです。大変感激され、直接お電話を頂きました。名前も名乗らずということで心優しい生徒は誰かわかりませんが、大変うれしく思いました。
このような話は前も紹介しましたが、今年度いくつも届いています。校長としてたいへん誇りに思います。
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2023/03/16
「君たちはダイヤモンドの原石だ」
宝石としてのダイヤモンドの価値や品質の基準になるのが「4C」です。カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(光の反射)、カラット(重さ)。道にあるただの石をいくら磨いてもダイヤモンドにはなりません。ダイヤモンドの原石は磨くことによって光を放ってきます。しかも、磨き方やカットの仕方で輝き方が違ってきます。このことから、よく人の可能性を比喩する言葉として「君たちはダイヤモンドの原石だ」が使われます。人はそれぞれ磨けば光る、さまざまな素晴らしい素質をもったダイヤモンドの原石であるということです。
ダイヤモンドは宝石の中でも輝きや透明感、更に石の硬さも他を凌ぎます。宝石はその石よりも硬い石に磨かれる事によって、それぞれの輝きを放ちます。つまり、最も硬いダイヤモンドは、ダイヤモンドによってしか磨くことができないということです。
「君たちはダイヤモンドの原石だ」。この言葉は、切磋琢磨し、互いに鍛えたり、学んだりすることで、いくらでも今以上に光り輝く可能性があることを表しています。
自分磨きに努めたいものです。
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2023/03/14
3年生の皆さんへ「ありがとう}
本日、第76回 打出中学校 卒業証書授与式 が行われました。とても心温まる感動的な卒業式を終え、胸に込み上げるものを感じます。「ありがとう。」言葉では五文字ですが、五文字以上、何十文字、何百文字もの「ありがとう」を伝えたい気持ちでいっぱいです。君たちと共に過ごせた「縁」に感謝するとともに、校長として君たちと共に過ごせたことを「誇り」を感じます。巣立ちゆく君たちの前途が洋々たることを心より祈っています。
保護者の皆様には、これまでの3年間、本校の教育活動にご理解とご協力、多くのご支援をいただきました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
一人ひとり、それぞれの違う道に巣立つ皆さん。それぞれが歩んだ足あとに、きれいな花が咲くことを祈念申し上げます。そして、もう一度伝えます。「ありがとう」
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