6年生 理科
2020.10.22
「大地のつくり」の学習で、導入時に長等小学校体育館横にある土手をけずった時に見える地層の写真を見ました。なぜこのような形状をしているのか子どもと考えました。

色々な考えがでた後に、教科書で調べてみると、地層は「水のはたらき」と「火山のはたらき」でつくられると書かれていました。そこで、今回は、「水のはたらき」でできる地層を理科室でのモデル実験で再現することにしました。実験方法は、教科書で確認しました。

川に見立てた雨樋の上流部分に、山に見立てた土砂を置き、雨に見立てた水を流し、土砂と水が琵琶湖に見立てた水槽に流れ込むような装置を組んでみました。実験結果は、教科書の結果のようになった班とそうでない班があり、考察に入りました。

考察では、水の流し方で地層の形状が変わることに気づくことが出来ました。そこで、もう一度導入時の長等小学校の地層の写真に注目し、モデル実験の結果と比べてみることにしました。

ここから先は、子どもの考察だけでは難しかったので指導者からの補助説明も入りました。
教科書では、流水実験によって、れきなどの重い物が底に沈み、どろなどの軽い物は上の方に積もるとまとめられていますが、実際に実験をしてみると、水の流し方によって積もる物が違うことに気がつきました。その気づきを長等小学校の地層の写真にあてはめて再度考察を行うと、写真の真ん中にあるれきの層が積もった時には、川の流れが激しくて、それ以外のどろの層が積もった時には、川の流れがゆるやかであったことが見えてきました。地層から読み解けることはまだまだあるので、これから6年生の子どもと追究していきたいと思います。
2020.10.22 15:22 | 固定リンク | 未分類

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