
2年生人権学習
2023年06月28日(水)
これまでは11月に実施していた人権学習を、この時期にスライドさせて実施しました。2学期は校外学習や職場体験学習が行われるため、前倒ししました。今日は朝から暑い日で、会場の剣道場と柔道場はかなり気温が高くなりましたが、講師の先生の話をしっかり聞いて、活動できていました。午前中に2クラスずつが交替しながら、「もし世界が百人の村だったら」と「貿易ゲーム」というワークショップを行いました。ファシリテーターとして滋賀県国際協会より3名の先生方がお越しいただきました。「もし世界が百人の村だったら」では、世界の富豪10人で約40億人の収入を稼いでいる実態を通して、貧富の差の大きさを実感しました。ただ、近年極貧層は改善の施策が取れてきたが、貧富差はますます広がっているということでした。日本に住んでいると実感できないことを、世界に目を向けてみると多くの課題があることが理解できたのではないでしょうか。「貿易ゲーム」については、紙(資源)や道具(技術)を不平等に与えられた複数のグループ(国家)の間で、できるだけ多くの富を築くことを競い合う貿易のシュミレーション・ゲームです。ゲームを進行する中で、豊かなグループはより豊かに、貧しいグループはより貧しくなるというように、経済格差が拡大する仕組みが実体験したと思います。みんな豊かになろうと力を合わせて取り組み、結論が出されてから、「やっぱり」と納得できた人も多かったと思います。
これからの社会を生き抜く上で、世界的な視野はとても大切になってくると思います。日本でよかったという感想だけでなく、これから先自分たちはどんな生き方をするのか考えるよい機会になったと思います。