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2021年08月30日 記事
今日から2学期

2021年08月30日(月)

 44日間の夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。8月中旬は雨続きで気温があまり上がりませんでしたが、8月下旬からまた真夏を思わせるような暑さが戻ってきました。熱中症対策とコロナ対策を万全に取りながらのスタートとなります。
 今日は多くの先生方と、昇降口で皆さんの登校する姿を拝見しました。笑顔で元気に挨拶を返してくれる生徒が多く、私も元気をもらいました。
 始業式に先立ち、表彰伝達を行いました。音楽室でさせていただきましたが、優勝旗を含む旗が5本、優勝カップ、楯等は10個を超え、表彰状は100枚を超えていたように思います。段取りよく渡しましたが、25分かかりました。しかし、表彰伝達を受けた生徒は態度も一流で、喜びが倍増しました。総力を尽くして勝ち取った夏季総体男女総合優勝は、優勝旗にこれまで受賞した学校の誇りが詰まっているように感じました。本当に見事です。
 その後、始業式で私がお話しした内容は以下の通りです。
「みなさん、おはようございます。みなさんにとって今回の夏休みはどんな休みでしたか?先週の全国大会まで部活動一色の毎日を送った人もいれば、ゆっくりと自分のペースで夏を満喫した人もいたと思います。いずれにしても、この休みが自分にとってよかったと思うこと、そして今日から始まる2学期の活力になったと考えれば、元気が出てきますね。
 ただ、多くの人が気にしていることは、新型コロナウイルスの感染が飛躍的増えていることだと思います。連日ニュースなどで滋賀県の感染者数が報告され、これから先どのようになっていくのか心配をしている人も多いと思います。夏休みだから人との接触が少なかったので、ここまでにとどまっていたものが、人が多く集う学校で大丈夫だろうか正直不安もありますが、みなさんにとってかけがえのない中学校生活を学校で送れないことほどつらいことは昨年度に経験したはずです。今は、この現実を受け止め、できる対策は徹底してやり切ることが大事だと思います。マスクを正しくつけること、そして30秒以上の徹底した手洗いを行うこと、三密回避、給食時の黙食などこれまで以上に緊張感をもって実行しなくてはなりません。楽しい学校生活を続けていくためにも、みんなで励まし合いやり切りましょう。
 少し夏休みのことを振り返ってみたいと思います。私が一番うれしかったことは、滋賀県夏季総体で男女総合優勝を勝ち取ってくれたことです。壮行会でもお話ししましたが、それぞれの部活動が最後まであきらめず、全力を尽くした結果だと思います。7月10日からの市総体に始まり、県大会でも予想以上の成績を上げてくれました。報告を聞くたびに、ひょっとしたら達成できるのではないかとわくわくした気持ちで待っていました。そして、21年ぶり3回目の総合優勝の報告を受け、「為せば成る」と実感しました。本当におめでとうございます。また、その後の近畿大会でも5つの部が快進撃で、さらにはかつてない4つの部活動が全国大会の出場権をつかんでくれました。私も多くの試合を応援に行きましたが、「みなさんは日吉の誇りです。よく頑張りました」と声をかけることができて本当に幸せでした。最も印象に残ったのが野球部の最後まであきらめずに仲間を信じて頑張りぬく姿でした。「まさに日吉魂ここにあり」と感じました。
 文化部も吹奏楽部が地区大会で大迫力の演奏を披露し、金賞・きらめき賞を受賞し、県大会でも堂々の演奏を繰り広げてくれました。また、美術部も滋賀県美術部展で審査員特別学校賞を受賞し、ひときわ輝きを放っていました。言い出したらきりがないほど素晴らしい活躍のあった夏休みでした。
 さあ、先行きが不安なスタートになりますが、2学期には多くの行事が待っています。しばらくはこの波が収まるまで我慢が必要になりますが、知恵と工夫でなんとか教育活動を進めていきたいと思います。オリンピックの閉会式で橋本聖子委員長の挨拶にあった「勝者の歓喜の横に敗者の無念があった。しかし、勝負の後にお互いを認め合う光景があった。」この夏、多くの人が負けることから多くのことを学んだと思います。あきらめずに頑張ったからこそ感じられたことだとおもいます。日吉中生が一丸になってこの難局乗り切り、笑顔だけは絶えない学校生活を実現しましょう。」

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