
公立一般選抜発表
2023年03月15日(水)
今日は8日に実施した公立一般選抜の発表がありました。3年生で受験した生徒は、高等学校まで出向いて合格発表を見に行きました。大津地域にある高校は、全県の中でも競争倍率の高い学校が多く、大変心配しましたが、大健闘の結果でした。中には残念な思いをする人もいましたが、これまでに合格している私立の高校への進学を決めてくれました。公立二次選抜を受検する生徒は若干名おりますが、大半の生徒が卒業後の進路を確定しました。
今後は、高校ごとにオリエンテーションが行われ、高校生になる準備が始まります。ただ、3月31日までは日吉中学校の生徒でありことをお忘れなく。

第76回卒業証書授与式
2023年03月14日(火)
春の陽気を感じる暖かい日となりました。3年生の卒業をお祝いするように好天に恵まれ、第76回卒業所書授与式が行われました。本年度も在校生は自宅学習としましたが、3年ぶりに来賓を一部ご招待させていただきました。来賓がお越しになることで、式の雰囲気も一段と引き締まった感じがします。本当にありがとうございます。
卒業式は、終始厳粛なムードで執り行われました。私は卒業証書を卒業生一人ひとりに手渡しをいたしました。昨日の練習で渡す前後のお礼の際に、目と目を合わせましょうとお願いしたところ、多くの生徒がしっかりと目を向けてくれました。「おめでとう」の返事を目で返してくれました。心が通い合った週間でした。その後の式辞については、全文を紹介します。
「比叡の山並みから吹く風も柔らかく、春の息吹を感じる季節となりました。三寒四温を繰り返し、桜のつぼみもふくらみはじめ、春の日差しがまぶしい今日の佳き日に第76回大津市立日吉中学校卒業証書授与式が挙行でき、心からお喜び申し上げます。
新型コロナウイルスの影響から、昨年度と同様に、在校生の出席を控え、開催時間の短縮や内容の工夫等を行い、今回から来賓をわずかではありますがお招きすることになりました。大津市教育長の島崎輝久様をはじめ、4学区より地域の方にお越しいただきました。大変ご多用の中本当にありがとうございます。
さて、改めて290名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。みなさんは、中学校生活3年間を新型コロナウイルス感染症とともに過ごしてきたといっても過言ではありません。入学式後学校に登校できたのは3日間だけで、翌週から5月末まで一斉休校になりました。学校に行って新しい友達を作り、勉強や部活動を新鮮な気持ちでやりたいと思っても、家庭での生活を強いられました。6月から新学期が始まっても、感染症対策を優先する毎日で、学校の中から大きな声で話す文化や大笑いする場面が消えてしまいました。1年生の間は、行事といった行事はことごとく中止となり、楽しみにしていた部活動も多くの制限がかけられました。初めて宿泊で行事ができたのが3年生の修学旅行でした。私も同行しましたが、みんなともに宿泊することの楽しさを心から味わった瞬間でした。2日目はあいにくの雨でアトラクションも動かないものが多かったのに、仲間と一緒に楽しみを見つけて動き回りました。3年生になり、通常の生活を取り戻す中で、学級で団結して頑張る姿は、合唱コンクールで大いに発揮しくれました。本年度は優秀クラスが世界文化遺産である延暦寺根本中堂で合唱を奉納するという夢づくりプロジェクトにど真剣に向き合いました。心を一つにして取り組む姿勢は本当に素晴らしく、感動を呼びました。とりわけ、根本中堂での合唱は、何とも言えない至福の時間となりました。また、部活動においても昨年に引き続き夏季総合体育大会で滋賀県№1の称号である総合優勝を果たすことができました。また、進路実現に向けて取り組んだ学習への姿勢は本当に立派でした。我慢を多く経験した分、本当に精神的な成長が大きかったように思います。随所に自分のためだけでなく、周りの人のために働く姿も数多く拝見しました。まさに、本校の校訓にある「切磋琢磨し躍動する学校」の顔として、誇るべき存在でした。
今日で義務教育9年間を終了し、次のステージに夢と希望をもって進んでいく皆さんに私から餞の言葉を送ります。一つ目は、「ありのままの自分を認め、自分らしく」です。みなさんは、自分のことが好きですか?どうしても長所よりも短所の方に目が行く人も多いように感じます。自分の短所や弱点をなくそうと努力することは大切だと思いますが、弱い面ばかり気にしているとどんどんと自信がなくなります。人間は必ず、よいところとよくないところがあります。そんな自分をよくない部分も含めて、ありのままに受け止めてください。これを「自尊感情」と言います。これからみんなが進んでいく道は、平坦な道ばかりではないと思います。うまくいかないこともあると思いけれど、プラス思考でいつも自分らしく前に進んでください。
もう一つは、「ほめ達人間になろう」ということです。人間は決して一人では生きていけません。これからも多くの人と関わりながら、自分の人生を豊かにしてもらいたいです。そこで、大事なのが、相手を褒めることだと思います。口先だけでほめるのではなく、心からほめてみましょう。きっと心が温かくなると思います。3つのS「すごい」「素晴らしい」「さすが」に+して「素敵」を覚えておくといいでしょう。そこからコミュニケーションがうまれ、人間関係を円滑に進められると思います。私も日々実践しています。一度挑戦してみてください。
保護者の皆様、手塩にかけたお子様のご卒業を心からお喜び申し上げます。立派に成長した姿を目にして、感無量のことと存じます。特にこの3年間は、思春期の真っただ中で、自我の芽生えもあり、子育てに悩まれたこともあったと思います。なかなか素直に「これまでありがとう」と言えない人もいたと思いますが、心の中では感謝の気持ちであふれています。今日は、少し時間を取って、お祝いと感謝の気持ちをお互いに伝えあえばいかがでしょうか。
いよいよ、卒業生のみなさん、お別れのときが近づいてきました。3年間で培った折れない心で、進む道はそれぞれですが、自分を信じて一歩一歩前進してください。大活躍しているうれしいお知らせを心待ちにしています。みなさんの洋々と広がる可能性に期待を込めて、式辞といたします。」
その後の卒業生の答辞には思わず涙が出てきました。そして、2曲の卒業生の歌は本当に素晴らしかったです。根本中堂を目指して取り組んだ合唱コンクールの成果が発揮されていました。式後、来賓から歌声が素晴らしすぎて、終わってから拍手をするタイミングがつかめなかったという言葉も寄せていただきました。
3年生は、立派な姿で日吉中学校を巣立っていきました。自分らしく一歩一歩前進してほしい願っています。

同窓会入会式、卒業式予行
2023年03月13日(月)
今日は2校時に体育館で、同窓会入会式を行いました。同窓会の大友会長にお越しいただき、本年度の卒業生290名に対して歓迎のご挨拶をいただきました。挨拶の中で、日吉中学校の歴史にも触れていただき、多くの先輩方が社会で活躍されていることも紹介いただきました。周年行事はまだ先になりそうですが、それまでは学年の同窓会が中心となって活動をしていただくことになります。本年度の同窓会名は「まごころ会」で、学年通信の題名を引用されました。まごころを大切にし、これからの人生を切り拓いてもらいたいものです。
その後、卒業式の予行を行いました。入場から閉式まで一通りとおし練習を行いました。卒業証書も全員私から渡したので、明日は自信をもってもらってくれるのではないかと思います。最後の卒業生の式歌は本当に素晴らしかったです。ハーモニーよし、声量よし、男女バランスよしで思わず涙がこぼれそうになりました。9月の合唱コンクールの感動を彷彿させ、明日の本番が楽しみでなりません。3年ぶりにお越しの来賓のみなさんに感動を届けたいですね。