校長室より
2025/08/12
夜の学校校舎内スタンプラリー in 夏祭り(8/12)
和邇ふれあい夏祭り当日(8月3日)にあわせて、PTA主催の「夜の学校校舎内スタンプラリー」イベントが開催されました。約160名の児童が事前申し込みを行い、めったに経験できない「夜の校舎内」を歩きました。
スタンプをもらうチェックポイントは4か所です。
まず、北校舎2階「図書室」そして3階の「理科室」「音楽室」そして1階の「保健室」です。
理科室が随分と怖かったみたいで、「お化け屋敷」さながらの様相でした。
夏休み中に、少しでも子どもたちに楽しい思い出ができるようにと、PTA役員の皆様が企画・準備してくださいました。
スタンプの制作から、企画周知、スタンプカードの作成、招待状の作成、ルート表示、受付から「わにっこり」登場準備まで、役員様とボランティア、教職員が事前準備と当日に大活躍でした。
全国的にPTA活動が縮小されている今日、「子どもたちのために」新たな企画を実行に移されるPTA役員の皆様、ありがとうございます。
2025/08/12
和邇ふれあい夏祭り(8/12)
8月3日(日)に地域の夏祭り「和邇ふれあい夏祭り」が和邇小学校の運動場と体育館で開催されました。数年ぶりの開催ということで、和邇商店街連盟を中心に実行委員会を立ち上げられ、春の時点から準備を進めてこられました。
太鼓披露のオープニングに始まり、和邇消防団によるポンプ操法の披露、体育館では、各種クラブチームによるパフォーマンスの発表が行われました。
せっかく和邇小学校の会場で実施されるので、小学校からも「わにっこりキーホルダー」がもらえるガチャを準備しました。
当日は猛暑ではありましたが、大勢の来客で盛り上がりました。小学生の子どもたちも、多数参加してくれました。
和邇地域の皆様のパワーを感じる素敵な夏祭りでした。
2025/07/09
睡眠(寝る子は育つ)7/9
昔から「寝る子は育つ」と言われています。私はこれまで、寝ることで、成長ホルモンが分泌され、身体が大きくなったり、病気が治ったりすることを指すものだと考えていました。しかし、今では「寝る子は脳が育つ」と言い換えてもよいのでは、と考えています。つまり、良い睡眠が、子どもの心身の発達に非常に重要であることが、科学的にも証明されてきています。
日本人は、たいへん勤勉で、寝ずに仕事を頑張る、寝ずにテスト勉強をする、などと寝る時間を削ることが美徳であるかのような文化があるようです。大人も子どもも圧倒的に睡眠不足であり、世界平均に比べて1時間以上も睡眠時間が短いようです。
脳は睡眠中に成長します。昼間は、目の前の出来事に対処するため、その能力のほとんどを費やし、むしろ消耗している時間です。
記憶は睡眠中に定着します。記憶と言っても、暗記することだけでなく、手先が器用になるとか、スポーツが上達するといったことも、運動を担当する脳の領域が、体の動きを記憶することで実現します。神経細胞どうしがたくさんつながればつながるほど、脳は成長し、知能も運動能力もレベルアップします。
さらに、脳は昼間の疲れ具合を記憶して、眠気を調整します。昼間にたくさん活動して疲れたときは良く眠れる、ということは、誰もが経験していることと思います。私の場合は、デスクワークばかりしていると、明らかに眠りの質が悪くなることから、昼間にできるだけ動くようにしています。
和邇小学校の2年生から6年生までの子どもたちに、「睡眠に関するアンケート」を実施しました。そのアンケート集計結果を、学校だより「わにっこり」の7月号に掲載しました。分析をAIに任せ、和邇小独自の提案もAIがしました。2人の掛け合いも、AIが作成しました。その内容を音声データに変換し、紹介します。
下記のURLをクリックしてください。
@睡眠アンケートの秘密(5分2秒)
https://drive.google.com/file/d/1rmhdgYexL-O3OJoPfBxfIciWVFpBU-nv/view?usp=drive_link
A睡眠アンケート結果より(6分20秒)
https://drive.google.com/file/d/1HduD4PATqSWWObGIqRCLRVy6AwrQDbfz/view?usp=drive_link
2025/06/05
AI(人工知能)の普及(6/5)
AI(人工知能)が近年急速に普及してきました。私たちの日々の生活にも大きな変革をもたらしています。特にChatGPTやGEMINI、MicrosoftCopilotなどの生成AIは、日常生活だけでなく、あらゆる分野や仕事で広く利用されています。AI(人工知能)とは、「Artificial Intelligence」の略で、人間の思考と同じような形で動作するプログラムや人間が知的と感じる情報処理技術を指します。つまり、自ら学習するコンピュータのことです。
私が執筆し毎月発行している学校だより「わにっこり」を、生成AIに入力し、それを対話型に構成し(条件を多数入力)音声データとして出力することができるようになりました。この技術革新には本当に驚きました。AIが作ったものですから、私が表現するイメージと多少異なるところもありますが、ボタン1つで、おおむねイメージ通りの作品ができあがります。私が文章で表現していない部分まで、前後の文脈を判断して、付け加えを上手にしています。条件をより詳しく入力することで、また、構成を書き換えることで、より正しい音声データができあがります。その精度の高さは本当に驚きです。
今回は、学校だより「わにっこり」6月号の本文をAIによって音声データにしましたので、興味のある方は、下のURLからご視聴ください。
音声データ(学校だより1ページ)はこちら(6分11秒)
https://drive.google.com/file/d/1Iur8O-l_XCTbQgAPbhQfcvrdrSJmrliM/view
音声データ(学校だより3ページ)はこちら(6分7秒)
https://drive.google.com/file/d/1uRqerRfDN6-dJEERpHaSLiqC6yADUkw7/view
2025/05/20
「レジリエンス」を身に付ける(5/20)
急速に変化する現代の社会情勢や価値観が多様化する中で、子どもたちは多くの挑戦とともに多くのストレスに直面することとなりました。このような状況において、子どもたちの心を豊かにしていくためには「レジリエンス」という力が必要である、と最近よく聞くようになりました。「レジリエンス」とは、困難や逆境に立ち向かい、それを乗り越えるためのしなやかでたくましい力です。心で例えると、自分の感情を無視したり抑え込んだりするのではなく、自分で感情を理解し、受け入れ、それをうまくコントロールすることです。
私たち大人の心にも、喜び、悲しみ、怒り、恐れ、驚きといった様々な感情が存在します。子どもたちもまた同様です。その感情を子どもたちが少しずつ理解していけるように、学校では、人権学習や道徳学習を中心に、自分の感情を理解し、適切に表現できるように取り組んでいます。
人権学習の要である毎月の「人権の日」では、善悪の判断や他者への思いやり、自分自身との向き合い方を学びます。これによって、子どもたちは自分の感情を理解し、適切に対処する方法を身に付けます。感情は私たちの内面を映し出し、他者との関係を築くための基盤となります。感情を正しく理解し、表現することができれば、他者への共感や思いやりの心も育まれます。
また、人権学習は、人権の日や人権週間の時だけに限りません。学校のすべての教育活動が、子どもたちの豊かな心を育むために大切な役割を果たしています。例えば、委員会活動やクラブ活動での異年齢交流も、他者の感情に対する理解を深めています。異なる意見や感情を持つ友だちと協力して課題を解決することで、他者への理解や共感の気持ちが育ったり、感情を適切にコントロールしたりして、円滑な人間関係を築く力へとつながります。これらは、子どもたちが「レジリエンス」を身に付ける貴重な機会となります。
私たち教師は、子どもたちが安心して感情を表現できる環境を整え、一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出すための支援を行います。そのためにも、私たち教師自身も最新を日々学び続け、子どもたちに寄り添うことを大切にしたいと考えています。
5月の「人権の日」のテーマはあいさつでした。共通して言えることは「笑顔」です。笑顔あふれる和邇小学校を目指します。
資料動画を下のURLからご覧ください。
http://www.otsu.ed.jp/wanie/douga/jinnkennnohi1.MP4
しなやかでたくましい「レジリエンス」を身に付け、子どもたちの心がどんどん豊かになるためにも、家庭と地域・学校が一体となって教育活動をよりよくしていければと考えています。これからも、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
2025/04/30
地域ボランティアの皆様の支え(4/30)
令和7年度がスタートしました。61名のピカピカの1年生を迎え、子どもたちは、新たな気持ちで毎日を過ごしています。今年度もこの「校長室より」をご覧いただきありがとうございます。不定期で更新しますので、たまにチェックしてください。さて、ニュース報道等をみていますと、年度初めには、きまって小学生の痛ましい交通事故、水の事故が起こっています。このような出来事は決して他人事ではありません。和邇エリアの道路状況を見ても、安心・安全な通学路とは言えません。子どもたち自らが、自分の命を自分で守れるようにしていくことは大事なことですが、やはり小学生、とくに低学年や入学してまもなくの子どもたちは心配です。
ありがたいことに、この和邇エリアには、各地で、役職に関係なく、完全ボランティアとして、毎日、登校時の見守りをしてくださっている方がたくさんおられます。聞いてみますと、もう10年以上も、雨の日も雪の日も欠かさず毎日、横断歩道や辻等で登校班の支えをしてくださっています。本当にありがたいことで、感謝の気持ちでいっぱいです。
各地区委員の皆様には、登校班が安全に通学できているかを見守ってくださっています。1年生の保護者の中には、我が子とともに、徒歩にて登校班を見守ってくださっている方がおられます。
登校班の新班長や副班長は、自分たちが5年前にしてもらった記憶があるのか、1年生の歩幅に合わせて、ゆっくりゆっくり進んでいます。時々、後ろを振り返り、道にはみ出ていないか、流れに遅れていないかなどを見て、1年生に声をかけています。とてもほほえましい光景で、さすが上級生と言いたいです。不安定な1年生の足どりも、2年生になる頃には、力強い歩みに変わっていきます。
このような状況のおかげで、このところ登下校中の交通事故は起こっていません。決してすべての登校班がうまくいっているわけではありませんが、多くの皆様の支えがあるからこそです。支えてくださるすべての皆様に、あらためて感謝申し上げます。
2025/03/24
夢中になれる力(3/24)
子どもたちにつけたい力の定義がかわりつつあります。これまでの長きにわたり大切にされてきた「どういう知識を持っているか」「どういう技能を持っているか」というものさしから「どのように学びに向かっているか」「どのようにやろうとしているか」「周囲とどのように協働できるか」といった視点が重視されています。不確実な未来に、たくましく生きていくには、「言われたことを、言われたとおりに真面目にやる」という姿勢だけでは、立ち行かなくなっています。社会に出てからは、「何を知っているか」ではなく「何ができるのか」という人材が求められています。
小学校では、できるだけ実体験を重視して、五感をフル活用しながら学ぶ機会を増やす必要があります。
脳科学の専門家は、「幼児期の遊びがカギを握る」と結論づけています。子どもが夢中になって遊ぶ経験は、その後の認知能力に大きな影響を与えるようです。遊びとは、「自己決定」の連続です。お絵描きをするときは、何色のクレヨンをどう使い、どう描くか、友達と一緒になって夢中で遊ぶには、大人が言うところの「協議」をしなければうまくいきません。そういった多くの経験が、小学校の学びを支え、小学校の学びが中学校へとつながっていくのです。
和邇小学校を先日卒業した6年生が、「8の字跳び」の歴史を作ってくれました。そんな先輩の姿にあこがれて、今や1年生から5年生の子どもたちが「8の字跳び」に夢中になってくれています。
子どもたちにつけたい大切な力、その中に「夢中になれる力」を入れたいと思います。「夢中になれる何かを、そのときどきに持つこと」がとても重要だと思います。
卒業した6年生の「8の字跳び」の動画を作りました。
下のURLからご視聴ください。
http://www.otsu.ed.jp/wanie/douga/bikurori-rassyu.MP4
2025/02/27
ろうか歩行ソング(2/27)
学校だよりの2月号で掲載しましたが、目の前の子どもたちが大人になる頃に必要な力とは、「自ら課題を見つけ、周囲と協働しながら、課題解決に向けて動き出す力」です。これが、予測困難なこれからの時代にたくましく、幸せに生きていく力となります。和邇小学校の児童会本部の子どもたちが、廊下を走ることでケガをする仲間が周囲に多くいることから、何とかして「廊下を歩いてもらいたい」と考え、知恵を出し合います。
放送で呼びかけようか、ポスターを掲示しようか、休み時間に廊下に立って、直接よびかけようか、などなど、意見はたくさん出ています。先生たちにも相談します。何か良い方法はないか。
先生の中にシンガーソングライターを友達に持つ人がいて、その人に「ろうか歩行ソング」を作曲してもらおう、ということになりました。みんなが集まり知恵を出し合うことで、道が開けてきます。ではどうすれば、曲を作ってもらえるのか、自分たちの思いをどう伝えればよいのか、そもそも歌詞はどうするのか、など課題は山積みです。しかし、その課題を1つ1つ解決し、やっとの思いで「ろうか歩行ソング」が完成しました。
「自ら課題を見つけ、周囲と協働しながら、課題解決に向けて動き出す力」、子どもたちは見事に動き出しました。この音楽を休み時間や下校時に放送で流し、全校の子どもたちに口ずさみながら意識してもらう、これがねらいです。
その結果、全校の児童が廊下を歩くようになったのかいなか、はこれからです。児童会本部が取り組んだこの「ろうか歩行ソング」を今後定着させ、発展させていってくれるでしょう。
和邇小学校の未来は明るい、と感じた出来事でした。
その歌を公開します。下のURLからご視聴ください。
http://www.otsu.ed.jp/wanie/douga/roukahokou.MP4
2025/01/16
小さな成功体験とロケット教室(1/16)
11月26日に、世界一周ヨットの旅を実現した川本真さんに来校いただき、全校の子どもたちに体験談を話していただきました。幼少からの夢である世界一周をヨットで実現するためには、そうとう苦労されたことと思います。安全を確保するために、しっかり準備をされ、多くの仲間を集め、サポートチームを結成して本番に臨まれました。小学生である子どもたちには、「夢を持つこと」「夢に向かうこと」「夢をかなえること」を決してあきらめることなく前進させてほしいと願っています。「どうせ無理」とあきらめることなく、夢に向かって、前に進んでいってほしいと思います。
その日の後半には、卒業を控えた6年生が、一人一機、本物のモデルロケットを自分で制作し、全校児童が見守る中、大空に打ち上げることができました。
自分のロケットだけ、飛ばなかったらどうしよう、という不安な気持ちで発射スイッチを押しますが、勢いよく飛んでいく自分のロケットを見て、大喜びとなります。
小さな成功体験を積み重ねることで、「やればできる」という実感と、新たなことに果敢に挑戦していこうという気持ちが生まれていきます。
このロケット教室を全国で展開されているのが、植松努さんです。これまでからも紹介してきましたが、植松努さんの言葉には、多くの学びがあります。
「人は足りないから助け合うことができる」「中途半端というのは、何もしないよりずっといい」「生まれた時からあきらめかたを知っている人はひとりもいない」「誰もやったことがないことをやってみる」「人の出会いには意味がある」「人生は人との出会いによって変わる」「能力は経験によって身に付く」などです。
動画にまとめてみました。ぜひご覧ください。
http://www.otsu.ed.jp/wanie/douga/uematututomumeigenn.MP4
2025年がスタートしました。心おどる「まったく新しいこと」に挑戦する1年にしてみてはいかがでしょうか。もちろん、私自身も、変化を恐れず、新しいことに挑戦していこうと思います。
2024/12/03
リアル防災キャンプ(12/3)
「リアル防災キャンプ」に参加しました。11月30日(土)、12月1日(日)に実施され、寒さが想定される時期にあえて行う訓練です。これは、和邇自治連合会、和邇自主防犯防災会、和邇小学校の3者が共同開催するものです。和邇小学校の体育館および運動場で、1泊2日です。実際の避難状況を再現するために、学区や学校に備蓄している物資でまかないます。避難所の本当の姿を体験することで、今後に備える必要性を実感し、参加者同士が協力することで、問題を解決していくロールプレイング方式で実施されました。
数時間おきに停電・断水などの「災害イベント」が発生します。この災害イベントはくじ引きで決定されます。物資は必要最低限の用意のみ行い、不足しているものは、一時帰宅タイムで参加者が考えてもってくることになっています。
大きなプログラムは、ダンボールパーテーション・ダンボールベッド・簡易テントを設営する、かまどベンチを使った食事作り、煙避難訓練と消火器訓練です。
参加していく中で、「多くの必要なものがないこと」に気づきます。不便なことばかりです。実際やってみることで、誰も用意してくれない、自分でなんとかしなければならないことに気づきます。私は周囲の参加者に助けてもらいました。
最近「正常性バイアス」という言葉をよく聞きます。正常性バイアスとは、人間が想定していない事態に遭遇したときに、「大丈夫だろう」「そんなころがあるはずがない」「滋賀県は災害が少ない地域らしい」という先入観が働き、大したことでないものだと処理する心のメカニズムです。これは、もともと心の負担を減らす役割があり、日常の不安や恐怖を軽減し心をストレスから守ってくれるものです。
一方で、非常時に過少評価してしまい、初期対応が遅れるという指摘がなされています。つまり、リスクへの備えがおろそかになったり、遅くなったりしますし、手順やルールを守らない傾向があるそうです。日常生活での備蓄品、災害グッズを常備することが何より大切です。
大きな災害が発生したときには、まずは自分の身は自分で守る事、そして、避難が必要なときは迅速に行うこと、公の機関が援助してくれることを期待せず、まずは自分たちの手で、この難局を乗り越えていくことが重要だと思います。自助・共助があり、その後公助を頼りにしていくことが求められています。
この1泊2日の貴重な体験を、周囲に伝え、すこしでも「想定外」を「想定内」にすべく活動を続けていく必要性を痛感しました。