校長室より
2024/05/08
子どもの命を考える(5/8)
ゴールデンウイークが終わり、学校には、子どもたちのにぎやかな声が戻ってきました。温かな何気ない日常に幸せを感じるのは、私だけではないと思います。さて、今から5年前の今日、5月8日午前10時過ぎ、大津市内の交差点で、散歩中だった園児が突っ込んできた車にはねられ、園児2人が亡くなり、保育士3人を含む14人が重軽傷を負いました。各社報道によると、現場近くの歩道には複数の花がメッセージとともに供えられて、市民らが幼い犠牲者を追悼しています。
事故から1年後、被害園児のご家族が心境をつづられた言葉があります。
「交通事故の恐怖が強くつきまとっています。恐怖が消える日は来ないかもしれません。運転する人には、時間の余裕を持ってほしいと思います。時間に追われ、スピードを出して運転している時は、突然の危機にも対応できず、衝突してしまう確率が高くなります。もしかしたらということを常に考えながら運転するのがドライバーの義務であり、責任だと思っています。取返しのつかない事故が起こってしまったら、その傷の痛み、悲しみは、事故の被害者だけではなく、被害者の親族、その周りの人たちにまで及んでしまいます。同じように、自分の家族や友人、周りの人たちにもです。安全に運転できる能力と責任がなければ、運転するのをやめて下さい。想像してください。決して癒えることはない、被害者の心の傷の痛み、悲しみを背負う覚悟が、あなたにありますか。」(中略あり)
事故がなければ、今ごろ、小学生として楽しい日常を過ごしてるだろうと想像すると、心が痛みます。
私自身も、毎日ハンドルを握ります。責任ある運転ができているかを考える必要があります。
登校時や下校時に、校門前の横断歩道に立っています。最徐行して通行される車が多いです。
一方、子どもたちは、自らの力で、交通事故を未然防止できているかをチェックすることが大切です。学年によって、その捉え方は同じではありませんが、すべての学年でこの時期に「交通安全教室」を実施しています。
各ご家庭におかれましても、話題にしていただけると幸いです。
2024/04/30
こんな和邇小にしたい(4/30)
4月当初、5,6年生が合同で学年集会をしました。6年生にとっては、最高学年としての責任感、5年生にとっては、5,6年で協働で和邇小を創る当事者としての自覚に満ち溢れていました。その中で、「どんな和邇小にしたい」という想いを子どもたちが発表しました。その場で書き上げた内容は以下のとおりです。
・他の学校からも憧れられる学校
・いろんなことに挑戦できる学校
・思いやりのいっぱいあふれる学校
・低学年〜高学年まで安心して登校できる学校
・自分の考えをしっかり言える学校
・みんながいつも笑顔で楽しめる学校
・いじめのない、いい人いっぱい、だれ一人いじめられない学校
・よそから来た人が、めちゃくちゃ良い学校だなあと思える学校
・みんなが応援しあえる学校
・思いやりのある、困っている人がいたらやさしく助ける学校
・元気で楽しい学校、最高な、幸せな学校
・一人一人の個性が活かせる、おもしろい学校
・他学年とも協力できる学校
みんなが願う学校とは、みんなが創り上げる学校なのだと、つくづく感じました。主人公は「子ども」です。主語はいつも「子ども」です。
2024/04/26
世界に1つだけのこいのぼり(4/26)
この「校長室より」、ファイルがアップできませんでしたので、あれこれ挑戦しました。いろいろ試してみたのですが、すべて失敗に終わりました。ホームページを作成するのには、全体像の理解が必要です。単に、やり方だけをマスターしても、応用がききません。マニュアルを読み直し、なかまからヒントをもらい、試行錯誤。あと少しのところで、結局できずじまい。そこへ、援助者が現れ、無事にファイルをアップできるようになりました。この場をお借りして、御礼申し上げます。さて、記念すべき、第1号写真は、「世界に1つだけのこいのぼり」です。2年生の廊下に掲示された、カラフル模様のこいのぼり、美しいかぎりです。また、個別懇談会の折にでもご覧ください。
こいのぼりの風習は、日本独自のものだそうです。子どもが産まれたときに、「のぼり」の旗を揚げたことが始まりで、やがて、困難に打ち勝つ「鯉(こい)」を揚げるようになったそうです。先端の矢車や回転車は、幸運を射止めるようにとの願いが込められています。
さあ、もうすぐ「子どもの日」です。「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」であり、男女を問わず、こどもの成長を願う日とされています。「和邇小学校の子どもたちが、幸福になるには」、この年齢になっても、毎日が学びと試行錯誤の連続です。
2024/04/22
「校長室より」を開設(4/22)
「校長室より」のページを開設しました。不定期に更新しますので、よろしければまたご覧ください。この「校長室より」では、今、話題に上がっていることや、学校からの情報、その他、気が付いたことや雑感を、掲載する予定です。
さて、子どもたちには、「失敗を恐れず、何事にも挑戦してください」と伝えています。であれば、私自身が、「新しく、どんなことに挑戦しているのか」という視点で、日常を送ることが必要であると感じます。ホームページの「校長室より」を開設するにはどうしたら良いか、という課題解決に挑み、2週間で解決することができました。私は、ICTが得意ではありません。自分でもマスターする方法を探り、試行錯誤し、結局、うまくいかない時は、誰を頼るのか、どう頼むのか、どう解決するのかの道筋が大切でした。おかげさまで、いろんな人の助けを借りて、こうして本日、このページができたわけです。ありがたいことです。(ただ、ファイルのアップができませんので、できるように挑戦は続きます。)