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■ 三者懇談会〜自分で進んでいく道〜2024.12.13

 今日から3年生の三者懇談会が始まりました。3年生にとって進路の方向性を決める大切な懇談会になります。自分の行きたい学校、家族の思い、実力テストの点数、通知表の評価をすり合わせて進路の方向性を決定することになります。

 いずれにしても受検(受験)する本人が納得することが一番大切です。すでにプレ三者懇で方向性がおおよそ決まっている人、家族や担任の先生とじっくり話し込んで方向性がはっきりしてきた人も多いと思います。

 一方でまだ悩んでいる人もいるかもしれません。自分が4月から進むべき新しい道です。じっくり考えてください。そして進路の方向性が決まったら、進路実現に向けて自分ができる最大限の努力をしてください。自分の進むべき道は自分で切り開いてください。

 現在のPANASONICの創業者である松下幸之助さんの「道」と言う作品を紹介します。

      道          
             松下幸之助

 自分には自分に与えられた道がある。
 天与の尊い道がある。
 どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
 自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがいのないこの道。
 広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。
 坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
 この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
 なぐさめを求めたくなる時もあろう。
 しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
 あきらめろと言うのではない。
 いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
 ともかくもこの道を休まず歩むことである。
 自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
 自分だけに与えられているかけがいのないこの道で
 はないか。
 他人の道に心をうばわれ、
 思案にくれて立ちすくんでいても、
 道はすこしもひらけない。
 道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
 心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
 それがたとえ遠い道のように思えても、
 休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
 深い喜びも生まれてくる。