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■ 45年前の決勝:稲枝中、瀬田中との熱戦を制す2025. 7.10

 今日、夏季総体の壮行会が行われました。
3年生にとっては最後の大会。その真剣な表情を見ていると、自然と自分が中学3年生だった頃の記憶がよみがえってきました。

 1980年、今から45年前。私は稲枝中学校のバスケットボール部に所属し、県大会の決勝戦まで勝ち進みました。ちなみに、背番号は5。身長は……今も当時のままです(笑)。
そして、その決勝戦の相手は・・・なんと、今私が校長を務めている瀬田中学校でした。
 
 試合が行われた県立体育館は、瀬田中の応援団の熱気に包まれていました。「押せ!押せ!瀬田中!」という力強い大声援が響き渡り、コートに立つ私たち稲枝中の選手に大きなプレッシャーを与えていました。
 試合は一進一退の接戦。点を取っては取り返す、緊張感のある展開が続きました。そして、タイムアップのブザー笛が鳴った瞬間、稲枝中が勝利を収めました。
 あの瞬間の歓喜、仲間と喜び合った感覚、そして瀬田中の応援団の熱さ。すべてが、今でも心に残る大切な思い出です。

 それから45年。あの時の対戦相手だった瀬田中の校長として、今こうして生徒たちにエールを送る立場になっていることに、深い縁と不思議な巡り合わせを感じています。

 3年生のみんなへ。

 この大会が、君たちにとって一生の思い出になりますように。
 勝ち負け以上に、仲間とともに全力で挑んだその経験が、きっと君たちの未来を支えてくれるはずです。