期末テストも終わり、1学期も残り1ヶ月を切りました。毎年この時期から、2学期の文化祭や体育祭に向けた準備が始まりますが、昨日は全学年・全クラスで合唱コンクールの曲決めが行われました。 どのクラスがどの曲を選んだかはまだ分かりませんが、音楽科の荻原先生から候補曲のリストは教えてもらっていたので、どの曲が人気だったのか、とても気になっています。 私は、合唱コンクールの季節になると、毎年特別な思いが込み上げてきます。担任ではありませんが、校長として審査員を務める立場から、子どもたちの歌声に耳を傾ける時間は何よりの楽しみであり、体育館に響き渡る歌声は瀬田中の誇りでもあります。
かつて担任だった頃は、グランプリを目指してクラスと一緒に挑戦していましたが、残念ながら一度も頂点には届きませんでした。特に印象に残っているのは、K中学校で3年生の担任をしていた時、アンジェラ・アキさんの「手紙」を歌った年です。前評判では圧倒的な支持を受けていたものの、本番の大津市民ホールではピアノの音が端まで届かず、2番の手拍子の部分で、音楽素人の自分にも分かるほどずれてしまい、結果は入賞ならず。あの悔しさは今でも忘れられません。 それでも、合唱コンクールの「曲決め」は、今も私にとって大切な行事です。好きな曲の合唱を聴きたいのです。今年も各学年で素晴らしい候補曲が挙がっていますが、私の好みを挙げると、1年生は「大切なもの」、2年生は「時の旅人」、そして3年生は、誰が何と言おうと「君と見た海」が圧倒的に好きです。前奏のピアノがたまらなく良いのです。 2学期の文化祭で、各クラスが選んだ曲がどんなふうに仕上がるのか、今からとても楽しみです。グランプリを目指す立場ではなくなりましたが、今は審査員として、子どもたちの真剣な歌声に向き合い、その努力と感動をしっかり受け止めたいと思っています。
今年も、心に残るステージが見られることを願っています。
君とみた海
暑い八月の海で 風に体つつまれて 眩(まぶ)しい水平線を眺めてる君 ・・・・・ 海よ 海よ 海よ 素直な気持ち気づかせてくれる 君とみた夏の日の思い出は いつまでも輝いている
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