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■ 鯉達の引っ越し2025.12.15

 支援級の水槽で暮らしていた鯉2匹、ロプロスとポセイドンを、日曜日に昇降口先の池へ移しました。私の姿が見えると「餌がもらえる!」と集まってくる鯉たちの中に、バケツの水ごと放流しました。
 
 最初は、広い池の中で先住の鯉たちに戸惑いながら泳いでいる様子でした。しかし、そのうち白い大きな鯉がポセイドンを見つけ、追い回し始めました。体の大きさは10倍ほどもある先輩鯉に追いかけられ、水槽では味わったことのない恐怖を感じたことでしょう。

 「そのうち慣れるだろう」と校長室に戻り仕事を続け、帰りに餌をあげようと池を覗くと、ポセイドンの姿が見えません。ロプロスは池の端でひっそりと泳いでいるのを確認できましたが、ポセイドンは見当たらず、必死に探したところ、池に落ちた葉っぱの中に身を隠していました。
広い池で自由に泳げるようにと願って放したのに、白い鯉に追い回されている姿を見ると、少し切ない気持ちになりました。それでも、たくましく育ってほしいと願うばかりです。大きさ的に食べられることはありませんが、白い鯉には気をつけて暮らさなければならないのは、やはりかわいそうです。でも、がんばれロプロス!がんばれポセイドン!

 ちなみに、この白い鯉は他の鯉にも時々ちょっかいを出す「いけず」な性格。そこで、この悪役の鯉に「ヨミ」という名前をつけました。(分かる人にはわかるはず)