今日の午後、瀬田幼稚園と瀬田小学校で開催された「学びプロジェクト研究公開研究会」に参加しました。まず瀬田幼稚園で公開保育を見学。子どもたちの自然なやり取りや先生方の関わり方から、幼児期の学びの奥深さを改めて感じました。 その後、小学校に移動し、6年2組の学級活動の公開授業を見せてもらいました。「見学」というより「参加させてもらった」という表現がしっくりきます。子どもたちと一緒に考え、体験する時間はとても刺激的でした。 授業のテーマはキャリア教育の一環である 「キャリプロ−SET A Future.-」。学習の目標は次の2点です。 ・地域や仲間とのつながりを大切にし、人の役に立つ喜びや感謝されるうれしさを実感することで、社会の一員としての自覚を深めること。 ・活動を通して自分の得意や関心、新しい自分を発見し、将来の生き方や働くことの意味を考える力を身につけること。 子どもたちは「清掃」「お茶会」「生き物」「カメ」「植物」「遊び」「保育」の7つのチームに分かれ、授業の最初に自分たちの取り組みをプレゼン。その後、校舎内の活動場所でブースを構え、来場者に説明やクイズ、体験を提供していました。 私は生き物が好きなので「カメ」チームへ。どうやら一番最初の訪問者だったようで、熱烈な歓迎を受けました。さらに「カメを持ってみませんか?」と誘われ、もちろん快諾。前回カメを手にしたのは小学生の頃なので、大げさに言えば約半世紀ぶりの体験です。手にしたのは クサガメ、イシガメ、ミシシッピアカミミガメの4匹。写真のミシシッピアカミミガメは28センチもあり、10年以上瀬田小にいるそうです。(6年生より先輩!)このチームは男女1名ずつのペアでしたが、説明の中に「カメ愛」がしっかり感じられ、微笑ましく、頼もしく思いました。 今回の公開研究会を通して、幼稚園から小学校へと続く 「発達」と「学び」の連携・接続の重要性について学ぶことができました。子どもたちの主体的な姿勢と先生方の工夫に、教育の可能性を改めて考えさせられました。また、中学校の校長として、小中連携についても、今日学んだことが生かせると感じました。今までは「連携」だけでしたが、「接続」も大事にしていく必要があります。今日の学びを今後の学校経営にも活かしていきたいと思います。
※カメを触る機会を与えてくれた「カメ」チームのお二人に感謝!ろくなアドバイスもできなくてごめんなさい。 ※もう一つ、元気なクサガメをわざとひっくり返して表向かせることをやりました。カメさん、ごめんなさい。(写真は28cmのアカミミガメ)
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