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■ 梨も生徒も、見た目じゃわからん!2025. 9.29

 秋の果物といえば梨。店頭には、さまざまな種類の梨が並んでいます。一番多いのが「幸水」。今や梨の定番で、甘くてジューシー。次に「20世紀梨」、爽やかで上品な味わい。そして「豊水」はコクがあって食べ応えあり。それぞれに個性があって、選ぶのも楽しいですね。
そんな中で、私の一番のお勧めは「新甘泉(しんかんせん)」。名前からして速そうですが、実際は“甘さが特急級”。初めて食べたときは、濃厚な甘みと爽やかさ、シャキッとした歯ごたえに驚きました。みずみずしさはどの梨にも共通ですが、「新甘泉」は鳥取県でしか作られていないため、まだまだ流通量が少ない、まあまあ“レアな梨”です。この秋、「新甘泉」、ぜひご賞味あれ。校長おすすめ、間違いなしです!

 梨の品種も、中身を知ると驚きと感動があります。作り手も試行錯誤を重ねて、より美味しい個性的な梨を生み出している。その姿勢には、新たな発見と挑戦の連続があります。

 実は、そんな発見や驚きは、瀬田中の仲間の中にもあります。
「えー!そんな特技あったんや!」「そんな一面、初めて見た!」というような場面、ありませんか?
 たとえば、先日図書室で出会った生徒が、貸出禁止の「漢和辞典」をどうしても借りたいと、校長の私に直訴してきました。理由を聞くと、「漢字が大好きでたまらん」とのこと。読むために借りたいという熱意に押され、特別に校長判断で貸すことにしました。漢和辞典を“読む”ために借りるという発想に驚き、そしてその漢字愛にリスペクト。まさに“新甘泉”のような、知られざる魅力との出会いでした。
 
 日々の学校生活の中で、生徒のみなさんのそんな新たな一面を見つける瞬間が、我々の楽しみでもあります。

 みなさんも、友達の“レアな魅力”に気づくような機会、ありませんか?

※写真は「新甘泉」、見た目は他の梨とほぼ同じですが・・・1度ご賞味あれ。(来年の分をふるさと納税で先行予約します。生協にも時々ありますよ。)