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■ 学期末大そうじ。2025.12.11

 今日は5時間目に大そうじがあります。大そうじは必ず学期末におこないます。
 学期末に行う「大そうじ」は、単に教室や校舎をきれいにするための行事ではありません。中学生のみなさんにとって、大そうじは心を整え、仲間と協力しながら成長する大切な学びの時間です。毎日過ごしてきた教室や廊下、階段やトイレを自分たちの手で丁寧に掃除することは、「場所を大切にする心」を育てます。机や椅子を拭き、床を磨くことは、学びの場への感謝の気持ちを形にすることでもあります。

 また、大そうじは一人で行うものではなく、クラスや学年の仲間と一緒に取り組む活動です。声をかけ合い、役割を分担しながら進める中で「協力する力」や「責任感」が自然と身につきます。掃除を通して、仲間の頑張りに気づき、互いに支え合う心も育まれます。きれいになった空間をみんなで共有することで、達成感や安心感を味わうことができ、学校生活がより居心地のよいものになります。

 さらに、大そうじは「心を磨く時間」とも言われます。床を磨き、窓を拭きながら、自分自身の心もすっきりと整えられていく感覚を味わうことができます。小さなごみを見逃さずに拾うことは、細やかな気配りや注意深さを育てることにつながります。掃除を通して身につけた習慣や心構えは、学校生活だけでなく、社会に出てからも役立つ大切な力となるでしょう。

 大そうじは「環境を整えること」と「心を育てること」を同時に行う活動です。みなさんが心を込めて掃除に取り組むことで、学校はさらに温かく、居心地のよい場所になります。新しい年を迎える準備として、ぜひ仲間と協力しながら、自分たちの大切な場所をきれいに整えていきましょう。