昨日の1時間目から3時間目にかけて、私たちは「滋賀県がん教育スピーカーバンク」から講師の方をお招きし、がん教育の特別授業を受けました。まずは映像教材を通して「がんの知識」について学びました。がんという病気のしくみ、発症のメカニズム、生活習慣との関わり、そして予防の大切さについて、わかりやすくまとめられた映像を見ながら理解を深めました。病気は特別な人だけがかかるものではなく、誰にでも起こりうるものであること、そして日々の生活習慣や定期的な検診が早期発見につながることを学びました。映像を通じて得た知識は、私たちの健康に対する意識を大きく変えるきっかけとなりました。
続いて、実際に「がん」を経験された講師の方から直接お話を伺いました。講師の方は、友人の死をきっかけに検診を受けたことで「がん」が見つかったこと、手術や治療を受ける中で心がとても苦しかったことを率直に語ってくださいました。その一方で、家族や周囲の支えがどれほど大きな力になったか、困難な状況を乗り越えるために人とのつながりが欠かせないことを、体験にもとづいた言葉で伝えてくださいました。実際の体験談は、私たちの心に深く響き、単なる知識以上の重みを持って受け止めることができました。
講師の方は最後に、「私たちの一番大切な命を守るために、健康を第一に考えた生活習慣を心がけること」「定期的な検診を受けること」「周りの支えを大切にすること」が重要であると強調されました。これらの言葉は、単なるアドバイスではなく、命を守るための具体的な行動指針として私たちの胸に刻まれました。
今回の学びを通して、私たちは改めて「命の尊さ」について考えることができました。病気は誰にでも起こりうるものですが、日々の生活習慣や検診によって早期に気づき、守ることができます。そして、困難なときに支えてくれる家族や仲間の存在は、何よりも大きな力になります。私たちはこの授業を通じて、健康を意識した生活を心がけることの大切さを学び、また人とのつながりの温かさを改めて感じることができました。
学びを自分自身の生活に結びつけ、さらに周囲へ広げていこうとする姿勢が見られたことは、とても意義深いことです。今回の経験をきっかけに、私たち一人ひとりが健康を守る意識を高め、命を大切にする生活を実践していけるよう願っています。
今回のがん教育で講師の方のお話を伺いながら、私は自分自身の家族のことを思い出しました。身近な家族が2度もがんを発症し、手術や抗がん剤治療を受ける中で、心も体も苦しむ姿を目の当たりにしました。治療の副作用で思うように動けず、気持ちが沈む日もありましたが、それでも前を向こうとする姿に、私自身も強く励まされました。
だからこそ、講師の方が語られた「検診の大切さ」「生活習慣を整えること」「周囲の支えの力」という言葉には、強く共感できる部分がありました。病気は誰にでも起こりうるものであり、決して他人事ではありません。健康でいられることは当たり前ではなく、日々の積み重ねによって守られているのだと改めて感じました。
今回の学びを通して、私は「健康でいるために生活習慣を大切にする」という誓いを新たにしました。食事や睡眠、運動といった基本的なことを意識するだけでも、未来の自分や大切な人を守ることにつながります。そして、困難なときに支えてくれる家族や仲間の存在を忘れず、感謝の気持ちを持ち続けたいと思います。
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