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■ 平和について考える2025.12. 8

 先日、〜『 ペリリュー 楽園のゲルニカ』〜という映画を鑑賞しました。太平洋戦争で戦場となった「ペリリュー」が舞台となった映画でした。

 今日、12月8日は、日本にとって忘れてはならない日です。1941年、この日に太平洋戦争が始まりました。多くの人々が戦争に巻き込まれ、命を失い、家族や友人と引き裂かれました。私たちが今こうして安心して学び、笑い合えるのは、戦争の悲惨さを乗り越え、平和を築いてきた人々の努力があるからです。

 映画『ペリリュー 楽園のゲルニカ』は、太平洋戦争末期の激戦地ペリリュー島を舞台にした作品です。主人公の田丸均は漫画家を夢見る若い兵士ですが、戦場では「功績係」として仲間の最期を記録する役割を担います。彼の目を通して描かれるのは、戦争の恐ろしさと、人間同士の絆です。美しい自然に囲まれた「楽園」のような島が、一瞬にして地獄のような戦場に変わってしまう現実は、私たちに強い問いを投げかけます。

 この作品から学べることは、「戦争は決して美しいものではない」ということです。戦場で失われるのは、数字ではなく、一人ひとりの大切な命です。田丸が仲間の死を「美談」として記録しなければならない場面は、戦争が人間の心をどれほど歪めてしまうかを示しています。

 では、私たちにできる「平和を守る」行動とは何でしょうか。
  ○友だちを思いやること
  ○いじめをしないこと
  ○困っている人を助けること
  ○違いを認め合うこと
 これらは小さなことに見えるかもしれませんが、積み重ねることで「平和な社会」をつくる大きな力になります。

 12月8日という日に改めて「平和」について考えることは、未来を担う私たちにとって大切な学びです。戦争の記憶を風化させず、日常の中で平和を育むことが、次の世代へとつながっていきます。

 「平和ってなんだろう?」と考えてみてください。 「友だちと仲良くすること」「家族を大切にすること」「世界中の人が安心して暮らせること」・・・答えは一つではありません。みんなの心の中にある「平和のかたち」を、ぜひ見つけてみましょう。