今日から2学期がスタートしました。厳しい暑さのスタートですが真野中生は元気よく大きなあいさつをして登校してきてくれました。校舎に元気な声が戻ってきました。今日は学活、身体測定、避難訓練の予定です。今日の始業式で話した内容です。
「全校生徒のみなさんおはようございます。今年の夏は例年にない厳しい暑さが続きました。みなさんは体調を崩さず元気に過ごすことができましたか。夏休みの想い出をたくさんつくることができたでしょうか。 この夏休みには水の事故、線状降水帯による大雨、火災、殺人等、各地で命を奪う事故、自然災害、事件が起こりました。水の事故ではみなさんと同じ滋賀県の中学生が命を落としました。また、今年は戦後80年にあたる年でテレビで戦争に関わる特集や映画が放送されました。今もなお世界では戦争がおこなわれている地域があり、たくさんの命が奪われています。1学期の終業式で話をしましたが命はかけがえのないものです。奪われてもいい命、傷つけられてもいい命は決してありません。危険な行為はしない、危険な場所には近づかない、人を傷つける発言や態度・SNSの使い方はしない、一番大切な自分の「命」、そして人の命を守る行動をお願いします。 夏休みには大津市夏季大会、通信陸上、滋賀県吹奏楽コンクール予選、滋賀県夏季大会、近畿大会がおこなわれました。真野中生はチームが一つになり最後まであきらめずに全力を出し切りました。サポートや応援も懸命におこないました。陸上競技部の2年生の菊池さんが2・3年女子800mで硬式テニスでは3年生の三宅さん、1年生の小西さんが女子ダブルスで近畿大会に出場しました。おめでとうございます。3年生のみなさん、3年間の部活動を本当によくがんばりました。お疲れさまでした。 また、真野北サマーフェスタでは美術部のバックアート、吹奏楽部のステージ発表、生徒会の模擬店が地域のみなさんに大好評でした。ありがとうございました。 そして、この夏休みに甲子園で高校野球が開催されました。テレビで高校野球を見ているときに一人の選手に目がとまりました。県立岐阜商業高校の横山選手です。生まれつき左手の人差し指から小指がないという身体的ハンディキャップがある横山選手は右手でバットを握り、左手を添える。ボールを捉える時まで左手を添え続け、左手で強く押し込みながら、右手で振り抜き鋭い当たりのヒットを放つバッティング。右手のグラブで捕ってすぐにグラブをはずしてボールを持ち替えて右手で送球する見事な外野守備。指導者からは「ベンチ入りは厳しい」と予想されていたにもかかわらず、自身の直向きな努力と練習で培った実力でその予想を覆し、今回の夏の大会でレギュラーの座をつかみ取りました。彼のプレーは、「真の強さ」とは目標に向けて困難に立ち向かう努力の大切さや諦めない思いであることを示しています。横山選手の目標は、「自身のプレーで勇気と希望を与え、支えてくれた人々へ恩返しをする。そしてプロ野球選手になる」ことです。みなさんも進路、学習、部活動、習い事・・・具体的な目標を立て、その目標の実現に向けて挑戦し絶え間ない努力を積み重ねましょう。 いよいよ今日から2学期のスタートです。2学期は行事が目白押しです。来週からは真野フェスタ「文化の部」の取り組みがスタートします。「文化の部」では合唱コンクール、学級旗、学年発表に取り組みます。とりわけ合唱コンクールはクラスの仲間とつくりあげる大切な作品づくりです。歌の得意、不得意はあると思いますが、大切なのは自分ができるベストを尽くすことです。仲間を信じて仲間と協力して最高の歌声を体育館に響かせてください。また、1学期の終業式で「今まで以上に『誰もが居心地のいい温かい学校・学年・クラス』にしていくために、自分たちがどのようなことができるのか、自分たちが何を大切しなければならないのかを考えてみましょう。考えたことを2学期に言葉や行動に移してみましょう。」と話をしました。言葉や行動に移すことができる絶好の機会が真野フェスタの取り組みです。「ありがとう」「いい感じや」「大丈夫?」「手伝おうか」「一緒にがんばろう」心温まる言葉や行動で仲間とつながり、クラスの絆が一気に深まり『誰もが居心地のいい温かい学校・学年・クラス』を実現していきます。みなさんと先生たちで『誰もが居心地のいい温かい2学期』にしていきましょう。2学期もよろしくお願いします。」
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