膳所小学校

学校ビオトープ「膳所の湖」

コラム

水辺の生きものについて解説しています。


日本一大きなびわ湖

びわ湖は、世界的にも古く、500万年ほど前に誕生したといわれています。
びわ湖は、滋賀県のまんなかにあり、およそ六分の一の面積(673.8ku)をしめています。
びわ湖周辺には、460本もの一級河川があり、このうち113本(86河川)が、直接、びわ湖に流れこんでいます。
そして、びわ湖の水は、琵琶湖疎水をのぞき、瀬田川(淀川)1本で流れ出ています。
びわ湖水面の高さは、84,371m(鳥居川水量標水位)で、最も深いところは、舟木崎沖合で103.58m(海面よりも深い)あります。
大津市堅田と守山市を結ぶ「琵琶湖大橋」を境として、北を北湖(ほっこ)、南を南湖(なんこ)と呼びわけています。
北湖は、深さが平均41mと深く透明度も6.0mあります。
南湖は、平均水深が4.1mと浅く、透明度も2.8mと汚れています。
膳所御殿浜も、50年程前までは水泳場として賑わい、ボテジャコとよばれるタナゴやセタシジミなど、多くの生きものが生息していました。
ビオトープを通じて、多くの生きものを知り、きれいなびわ湖を蘇らせたいものです。


びわ湖と川にすむ魚たち

びわ湖とびわ湖に流れこむ川には、外来種〔がいらいしゅ〕(外国から入ってきた魚)をふくめ、およそ70種類もの魚がおり、中には、びわ湖にしかすんでいない魚が15種類います。
びわ湖は、深くてほとんど流れがありません。
このため、びわ湖の深いところは、水が冷たく、ここには、冷たい水をこのむビワコオオナマズやイワトコナマズ、イサザといった魚がすんでいます。
また、流れの少ないびわ湖では、プランクトンという小さな生き物(いきもの)がたくさん生まれるため、プランクトンを食べる魚がすんでいます。
また、川は、湖よりも浅く、ながれがあるため、プランクトンが生まれません。
このため、川には、流れをこのむ魚や、水にすむ虫などをたべる魚がすんでいます。
魚には、びわ湖と川を行き来するものや、卵をうむためにびわ湖から川をのぼる魚もいます。
水の底にすむ魚、水の中ほどにすむ魚、砂や泥(どろ)の中にすむ魚、石の下にすむ魚、きれいな水しか生きられない魚、ある程度(ていど)汚れた水にも生きられる魚もいます。
1年で死んでしまうアユやゼゼラなどもいれば、20年以上生きるコイもいます。
プランクトンしか食べない魚もいれば、水草を好んで食べる魚、小魚を食べる魚、いろんなものを食べる魚もいます。
このように、同じように見える魚も、種類によって、ことなった場所や環境に「すみわけ」がなされています。


二枚貝にたまごをうむタナゴたち

日本には15種類のタナゴがいます。
びわ湖には、7種類のタナゴがいましたが、いまではヤリタナゴ、アブラボテ、カネヒラ、タイリクバラタナゴの4種になってしまいました。
タナゴは、二枚貝〔にまいがい〕の中にたまごをうみます。
たまごをうむころ、オスは、あざやかな色〔こんいんしょく〕になり、メスは、たまごをうむための「さんらんかん」とよぶ、長いくだがのびてきます。
タナゴは、しゅるいによって、たまごをうむ貝のしゅるいや、たまごのかたちがことなります。
多くのタナゴは、春にたまごをうみますが、カネヒラなど、秋にたまごをうむものもいます。


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