今年の夏休み、瀬田中学校の校長として初めて船幸祭に参加しました。8月17日(土)に行われたこの祭りは、大津三大祭りの一つです。神輿を担いで船で川を下り、花火大会で締めくくるこの祭りに、私は来賓として「近江國」という船に乗りました。
その船には、佐藤大津市長をはじめ、大岡衆議院議員、県議会議員や市議会議員など、市民に選ばれた「来賓」と呼ばれるにふさわしい方々が同乗していました。私はその中で、にぎやかしにもならず、付け合わせのパセリのような存在で、場違い感を感じつつも、大岡議員と大型バイクの話題でお話しできたことがうれしかったです。(後ほど、大岡議員に自民党総裁選に立候補するよう助言しておけばよかったと思いましたが…)
会場は多くの花火見物客で賑わい、昭和的な夏祭りの光景が広がっていました。コロナで一度途絶えたこの光景が復活し、これからも続いてほしいと感じました。
瀬田中の生徒たちは、初めて参加する生徒も多く緊張していましたが、祭りが進むにつれてリラックスし、心から楽しんでいる様子が見られました。小学校区を越え、学年を超えて生徒たちが地域との交流を深める貴重な経験となり、今後もこのような機会が続くことを期待しています。ありがとうございました。
私は来年で役職定年を迎えますが、来年度も船幸祭の招待状が届くのを楽しみに待っています。夏の夜を船で涼みながら瀬田川の花火を見るなんて経験、なかなかできません。神輿を担いだ中学生も、こんな貴重な経験は一生の思い出となったことでしょう。招待状が届いたならば、同じ船の「来賓の方々」ともう少し面白い話ができるよう頑張ってみようと思います。
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