瀬田中学校の院内学級は、2014年に滋賀医科大学附属病院内に開設されました。病気や身体の虚弱を持つ中学生が、主治医の許可を得て入級し学んでいます。院内学級は、生徒の病気回復を最優先にし、医師や病院スタッフ、前籍校との連携を重視しています。国語、社会、数学、理科、英語の先生に来てもらい、時には異なる学年の生徒が同時に学ぶ複式学級方式を採用していますが、今は3年生2人だけで学習しています。実験や実習なども夏休みなどに、瀬田中学校から先生に来てもらって可能な範囲でやってもらっています。 私も校長として、始業式や終業式の日には院内学級にお邪魔し、あいさつをさせていただき、その後生徒たちと交流をして楽しんでいます。時には、文化祭的なイベントもあり、一緒に楽しんでいます。時には、治療や体調不良で出会えないときもありますが、合うとみんなよくしゃべってくれて、ほっとします。校長になってから、普通に子どもたちとゆっくり話す機会が激減したので、この時間は自分が教師という職業に就いているということを再認識させてくれます。瀬田中に来なかったらこんな経験させてもらえませんでした。 昨年の始業式から、ちょくちょく院内学級に寄せてもらっていますが、1年以上も長くいる生徒はおらず、みんな元気になって元いた学校に帰っていきます。それが1番です。そして、この院内学級で過ごしたことが、戻った学校生活での自信となったり、学習の遅れを少しでも減らせれば、そんでええのです。
瀬田の大江7丁目にある校舎でもみんながんばっていますが、滋賀医大の院内学級でもがんばってる瀬田中生がいます。知っといてください。
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