本日、午後から令和6年度第37回入学式を行いました。新入生の大きな返事の呼名、起立・礼のりりしさ、集中した聴く姿勢、静まりかえった式場、とても引き締まった良い式になりました。生徒会長の歓迎のことば、新入生の代表の決意のことば、気持ちのこもった内容でした。吹奏楽部の入退場曲の演奏も素晴らしかったです。入学式の準備も後始末もとてもスピーディでした。「真野中学校はやっぱり良いなぁ」と改めて実感した一日でした。
今日の入学式の式辞です。
「比良の山並みに、さわやかな風が春の香りを運び、春の暖かさを感じる季節となりました。桜が満開となった今日の良き日に大津市立真野中学校、令和六年度入学式を、ご来賓の方々と保護者の皆様の祝福を受け、このように盛大に執り行うことができますことを、大変嬉しく思います。 ただ今、呼名されました八十六名の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。みなさんが入学するのを、先輩や先生達は、心待ちにしていました。今、呼名に応えたみなさん一人ひとりから、中学生となった喜びと「よし、頑張ろう」という決意がみなぎっているのを感じ、とても頼もしく思っています。 さて、真野中学校は、今年で開校三十七年目を迎えます。この真野中学校へ夢と希望をもって入学してきた新入生のみなさんには、本校で過ごす三年間に、目標や夢の実現に向けて自分ができる全力を尽くし、大きな花を咲かせてほしいと願っています。 今年度のスローガンは『「誰もが居心地のいい学校〜「生徒ファースト」の学校づくり』です。生徒数は274名、学級数は特別支援学級を含めて11学級です。真野中学校では、みなさん一人ひとりを徹底的に大切にします。みなさん一人ひとりが安心して過ごし、主体的に学習に取り組み、生き生きと生徒会活動・行事・部活動に取り組むことができる学校づくりを進めるため、みなさん一人ひとりを一番に考えた教育活動を実践したいと思っています。「誰もが居心地のいい学校づくり」を進めていくために、新入生のみなさんに大切にしてもらいたいことが真野中学校の「校訓」です。 真野中学校の校訓は「感謝」「誇り」「責任」です。 一つ目の「感謝」とは相手から受けた優しさ、贈り物、手助け、気配りや思いやりに対して、ありがたいという気持ちを表すことです。当たり前に送ることができている日常生活は誰かに支えられていることがたくさんあります。それに気づくこと、そして気づいたら「ありがとう」を伝えることを大切にしてください。「ありがとう」は人と人とをつなぐ、人を笑顔にする魔法の言葉です。 二つ目の「誇り」とは自慢に思うこと、名誉に思うことです。まずは何よりも自分に誇りを持ってください。自分を大切にして自分に自信をもつことができると、家族を誇りに思い、仲間を誇りに思い、真野中学校を誇りに思い、住んでいる地域を誇りに思うことができるようになります。「誇り」をもつことができると相手を思いやることができるようになります。 三つ目の「責任」とは自分の立場や言動に対して負わなければならない義務のことです。周りの人への言葉や行動を大切にしてください。一つの言葉や行動が人を傷つけたり、人を怒らせたり、人を悲しませたりします。しかし、一つの言葉や行動は人を喜ばせたり、人を元気にしたり、人に勇気を与えたりします。周りの人のことを考えて責任をもって行動し、発言できるようにしてください。 以上、真野中学校の校訓を紹介しましたが、その実現に向けて、自分は何ができるのか、どのような力を身につけなければならないのか、じっくりと考えてみてください。私たち教職員も精一杯応援します。私たちと一緒に「誰もが居心地のいい学校」をつくっていきましょう。 おわりになりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。制服に身を包んだお子様の成長された姿に、感慨もひとしおのことと存じます。お子様は無限の可能性を持っておられます。一人ひとりの可能性を伸ばすべく、私たち教職員一同、心温かく寄り添いながら、お子様の成長を願って、一丸となって全力を尽くす所存です。ただ、中学時代は、心と体の変化が一番大きい時期でもあり保護者の皆様も心を悩ませることもあるかもしれません。そのような時には遠慮なく担任や本校職員にご相談ください。 また、学校のみによる教育活動には限りがあります。学校と保護者、学校と地域、この三者が互いに手をたずさえ合っていくことが大切と考えています。ご臨席賜りましたご来賓のみなさまお忙しい中ありがとうございます。これからもこれまで同様、お力添えと子どもたちの育ちの見守りをお願いします。 それでは、新入生のみなさん、今、抱いている夢や決意を大切にして、何事にも前向きに挑戦してください。そして、真野中学校のよき伝統を受け継ぎ、その上に新しい歴史を築いていってほしいと思います。新入生一人ひとりの限りない活躍を期待し、式辞と致します。」
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