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■ <イソップ童話>少年とかえる | 2024. 6.18 |
文章は「イソップ童話」の『少年とかえる』の話です。この話を一度読んでみてください。自分の今までの行動と重ねながら、「誰もが居心地のいい学校」にしていくために、どのようなことが大切なのかを考えてみてください。 ある春の日、数人のわんぱくな少年たちが 池のそばで遊んでいました。そのうちに少年たちは水の中に石を投げこみだしたのです。 池の中にはたくさんのかえるが住んでおりました。そのかえるたちは、少年たちをとてもこわがりました。と言うのは少年たちの投げる石が、かえるの仲間を傷つけたからです。 とうとう年をとったかえるが水面から顔を出して言ったのです。 「ぼうやたち、どうぞ私たちに石を投げないでください。」 少年たちは答えました。 「ぼくたちはあそんでるだけだよ。」 「それはわかっています。でも、どうぞ石を投げないでください。ぼうやたち、きみたちには遊びでも、私たちにとっては死ぬことなのです。」 と、その年をとったかえるは言ったのです。 するとその少年たちは石を投げるのをやめてどこかへ立ち去っていきました。 |