戻る
■ ありがとうの効果2024. 6.17

 生徒会では「いじめ撲滅プロジェクトチーム」が中心となって、「ありがとう週間」の取り組みをしています。先週の道徳の時間に全校生徒が「ありがとうメッセージ」を書いてくれました。そのメッセージは各学年のフロアーに掲示されています。ありがとうには受ける側にも伝える側にも効果があるといわれています。
 
 「ありがとう」という感謝の言葉を受け取ることは、心理的な健康と幸福感に大きく貢献します。自分が行ったことに対して「ありがとう」と感謝されると、その労力が認められたと感じ、自信と自尊心の向上につながり、今後のモチベーションを高める効果があります。
 また、感謝を受ける経験は幸福度を増加させます。他の人から肯定されることにより、クラスや学年、部活動等への帰属意識やつながりを感じ、孤独感が減少します。
 仲間からの小さな「ありがとう」一つが、仲間との絆を深め、クラスや学年、部活動等の雰囲気をより前向きなものに変えることがあります。
 さらに、肯定的な評価を受けることは、ストレス耐性の向上にも役立ちます。自分の貢献が認められると感じることで、日々のプレッシャーやストレスに対する対処能力が強化されます。

 「ありがとう」という感謝の言葉を伝える行為は、伝える側にも多くの効果をもたらします。
 感謝の言葉を伝えることにより、伝える側のストレスが軽減され、幸福感が増大します。これは、伝えた人への肯定的な感情が自分自身に対する満足感を高めるためです。
 また、感謝の表現は、伝えた人との良好な関係を築くことに貢献し、これがさらなる自己肯定感や社会的なつながりを生むため、幸福感が増大するとされています。満足感を得るだけでなく、ポジティブな雰囲気を感じることで自身のストレスも軽減されるということです。

 「ありがとう」は人と人とをつなぐ、人を笑顔にする魔法の言葉です。「ありがとう」がたくさんあふれる「いじめのない学校」「いじめを許さない学校」「誰もが居心地のいい学校」をみんなでつくっていきましょう。