今年度の取り組みの一つとして、真野中生に色々なことを考えてもらうために毎月の詩を掲示しています。四月は「春に」、五月は「不思議が降る」そして六月は「未という字」を選び掲示しました。詩を読んでどのように受け止めたでしょうか。どのようなことを考えたでしょうか。人それぞれ受け止め方や考え方は違って良いと思います。みなさんはどのように感じるでしょうか。
未という字 秋葉 てる代
「否定の意味をもつ字は四つ あります。非・不・無そして未。」 国語の時間にならったこと 非常識、不可能、無意味 否定されるのは かなしい言葉が多い でも 四つの中で、「未」だけは どこか違っている
未来ーまだ来ない。でも、いつかきっと 来るかもしれない。(来るだろう。) 未知ーまだ知らない。でもいつかきっと 知るかもしれない。(知るだろう。)
今はないけど、でもいつか 否定しながら どこかに希望を残している パンドラの箱のような「未」という字 「未」という字にかけてみよう 未完成な 私の未来に 私は非でも不でも無でもなく まだ「未」なのだと
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