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■ 集団の基準2025. 6.20

 今日の朝の会の時間に1年生の学年集会が行われました。

 学年主任の先生から「残念ながら登校してからスマートフォンでゲームをしたり、動画撮影をしている生徒がいます。該当の生徒には先生から指導をしていますが、このことをみなさんに真剣に受け止め考えてほしい」

 「1年生は学校生活の中で頑張っていることがたくさんあります。人に優しくできること、チャイムを意識して授業にしっかり取り組むことができること、話を聞く姿勢が良いところがたくさんあります。」

 集団で生活していると集団の中で「ここまではやってもよい」「ここからはやってはいけない」というライン(基準)ができあがります。この基準は集団の思いや考えで決定していきます。その集団の思いや考えは集団に属している一人ひとりの考えや思いで決定していきます。みなさんの良い悪いのラインを上げて、学年全体の良くない行動や発言は許さない雰囲気をつくっていきましょう。」と話がありました。生徒も真剣に集中して話を聞いていました。

 集団心理と言う言葉をよく聞きます。群集心理とも言う場合もあります。集団心理や群集心理はあまり良い使い方がされていません。強い意見、多い意見に左右されたり、「赤信号こんなで渡れば怖くない」、間違っていると分かっていながらやってしまうことがあります。「いじめの構図も似たようなところがあります。いじめは加害者・被害者の周りにいる傍観者の影響が大きいと言われています。

 一方で集団心理は相乗効果を生み出すことも多くあります。学級の雰囲気が良いと行事で優勝することが良くあります。授業の雰囲気も良くなり学力向上につながることもあります。部活動も雰囲気が良いと質の高い練習ができ結果につながります。プラスの集団心理はとても大切です。

 集団をよくするためには一人ひとりが正しい判断ができることが大切です。これはやっても良いことなのか、これは良くないことではないか、おかしいのではないか、少し立ち止まって考えることが大切です。最近リテラシーという言葉を聞きます。うのみにせずに批判的に見るという考え方です。自分がやっていること、自分の周りで起こっていることが本当に正しいのかを考えてみよう。