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■ 卒業までラスト2日2025. 3. 7

 3年生のみなさん、まもなく中学校生活にピリオドがうたれようとしています。この3年間の楽しかったこと、つらかったこと、うれしかったこと、腹が立ったこと、様々な場面がみなさんの脳裏に浮かんでいると思います。卒業アルバムを見ながらみなさんの成長を確かめるとともにこの3年間のみなさんとの思い出を懐かしんでいます。
 いよいよこの3年間ともに過ごしてきた仲間や先生たちと明日お別れです。別れはとても悲しいことです。しかし、人間は一生ずーっと別れと出会いを繰り返しながら新しい経験を重ね自分を成長させていくものです。別れの不安で揺れる自分の心を励まして、新しい出会いで、今までよりももっと良い自分を発見できる時がきっときます。そうして人間は少しずつ強くなっていくのです。
 みなさんの前には、新しい出会い、明るい未来が広がっています。明日、胸を張って真野中学校を巣立っていってください。そして、自分を信じて失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジしてください。みなさんのこれからの活躍を願っています。
 3年生は県立高校一般選抜後の先週の木曜日から式練習を行ってきました。式の流れ、起立、礼のタイミング、呼名から卒業証書のもらい方等一つひとつの動きを確認しました。良い緊張感でとても集中していました。合唱練習も素晴らしい歌声が体育館に響いていました。卒業式の練習ができるのも今日がラストです。気持ちを高めて3年生全員の心を一つにしてさらにレベルアップさせた内容にしましょう。そして、明日の卒業式を心に残る最高の卒業式にしましょう。
 
 この卒業式は中学校を卒業すると同時に義務教育の卒業式でもあります。義務教育でみなさんは各教科の学習内容を学びましたが、それだけではなく社会の中で生きていくために必要なさまざまなことを学びました。例えば、仲間と協力すること、ルールを守ること、TPOをわきまえること、人を思いやること、生命を大切にすること、感謝すること・・その総決算となるのが卒業式です。学んできたことを生かして成長した姿で真野中学校から巣立ってほしいと思います。

 みなさんが卒業式でやるべきことは「身なりを完璧にすること」「メリハリのある動きをすること」「大きな声で返事すること」そして「素晴らしい歌声を体育館に響かせる」ことです。みなさんの「心」に期待しています。
 
 「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあります。「立ち去る者は、きれいに後始末すべきであるということ。また、退きぎわが潔く、きれいなこと」という意味です。仲間と過ごす最後の時間を大切にして、真野中学校で過ごす残りの時間を有意義に落ち着いて過ごし、感動的な卒業式をみんなでつくりあげてください。
 
 3年生からたくさんのメッセージカードをもらいました。3年生は1年生の入学の時から成長を目の当たりにしてきたのでメッセージ一つひとつの内容に感慨深いものがありました。やっていることがきちんと伝わっているんだなぁと実感できました。温かいたくさんのメッセージありがとう。3年生へのお礼のメッセージは明日の卒業式の式辞の中で述べたいと思っています。