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■ 強い思い | 2025. 2.25 |
昨日、小雪舞う厳しい寒さの中、大阪マラソンが行われました。3万4人を超える市民ランナーと社会人、学生、外国人招待選手等のトップランナーが関西万博が開かれる大阪をそれぞれの思いを込めて、それぞれの42.195kmを駆け抜けました。 最後まで日本人選手が集団でトップ争いを繰り広げる見応えのあるレースになりました。その選手の中に今年のお正月に行われた箱根駅伝で優勝した青山学院大学のエースでもある黒田選手の姿がありました。黒田選手は学生新記録となる2時間6分5秒の好記録で6位に入る快走を見せました。 黒田選手のシューズには「皆渡星七パワー」等と書き込まれていました。大阪マラソン直前の19日、箱根駅伝を目標に切磋琢磨してきた同期のチームメイト、皆渡星七さんが悪性リンパ腫で急逝。黒田選手は「『思いを背負って』という気持ちで走った」とレース後振り返っています。 皆渡選手は11月に悪性リンパ腫の診断を受け闘病を続けていた。昨年末の箱根駅伝に向けたチームのミーティングにオンラインで参加した。「自分も頑張っているから」「走れるのは本当に当たり前ではなくて幸せなこと」と仲間に向けて言葉を送った。 「それもあって箱根は負けるわけにはいかなかった」と黒田選手。今年の箱根駅伝で総合優勝を果たした華やかな青山学院大学の舞台裏には選手たちの強い思いがあった。 昨日の黒田選手の快走も亡き友へ捧げる強い思い、天国の友と友の出身地でもある大阪を一緒に駆け抜けるという強い思いがあったのだと思います。黒田選手はレースの後半、集団から遅れる場面もありましたが、強い思いで集団に戻り好記録でゴールしました。 昨日の大阪マラソンには1型糖尿病を抱えて出場した元阪神の岩田さん、ノーベル賞受賞者の山中さん、視野の狭まる難病の男性・・・それぞれの強い思いでそれぞれの42.195kmを走りきりました。 私も、先週の日曜日に京都マラソンを走りました。私は20歳からフルマラソンを走り続けています。プライベートなことなのでここには書きませんが私にもマラソンにかける「強い思い」があります。この「強い思い」があるからこそ、マラソンに向けた練習に取り組むことができると思います。 何に力を入れるか、何を頑張るか、何に挑戦するかは人それぞれです。仕事や勉強、部活動、趣味、習い事、何でも同じです。大切なのはそれにかける「強い思い」なのだと私は思います。 同じランナーとして昨日の大阪マラソンにそれぞれの強い思いで挑戦した選手に心から拍手を送ります。 |