今日は早朝から雪が降りグラウンドや中庭は雪化粧しました。グラウンドの雪は姿を消しましたましが明日、明後日も雪が降る予報です。厳しい寒さは少なくとも3連休までは続きそうです。寒さ対策をして体調を万全にしてください。
ホームページでも学校だよりでも卒業式で3年生が歌う「群青」を紹介しましたが、卒業式の最後に全校合唱で「旅立ちの日」を歌います。歌にはつくられた背景があり、その背景を知ると歌に込められた思いが伝わり、歌のイメージが変わり歌い方や聞こえ方が違ってきます。「旅たちの日に」のつくられた背景を紹介します。 埼玉県秩父市の公立中学校の校長先生が学校を建て直すために「歌声の響く学校」にすることを目指し、合唱の機会を増やしました。最初こそ生徒は抵抗しましたが、音楽科教諭と共に粘り強く努力を続けた結果、歌う楽しさによって中学校の雰囲気は明るくなりました。 「歌声の響く学校」を目指して3年目に音楽の先生は「歌声の響く学校」の集大成として、「卒業する生徒たちのために、何か記念になる、世界に一つしかないものを残したい!」との思いから、作詞を校長先生に依頼しました。その時は「私にはそんなセンスはないから」と断られましたが、翌日、音楽の先生の机に書き上げられた詞が置かれていました。その詞を読んだ音楽の先生は、「なんて素適な言葉が散りばめられているんだ。感激した!」と授業の空き時間に早速一人で音楽室にこもり、楽曲の制作に取り組むと、旋律が湧き出るように思い浮かび、実際の楽曲の制作に要した時間は15分程度だったそうです。 完成した曲は、「3年生を送る会」で教職員たちから卒業生に向けてサプライズとして歌われました。元々はこの1度きりのために作られたはずでしたが、その翌年からは生徒たちが歌うようになりました。この歌は少しずつ周りの学校で評判を呼び歌われるようになりました。音楽雑誌やテレビ番組で紹介されたり、CMで使われたのがきっかけで全国に広がり小中学校で歌われる卒業式の定番となり、全国で最も広く歌われる卒業式の歌となりました。
3月11日、真野中の体育館に全校生徒の素晴らしい歌声が響くことを楽しみにしています。
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