真空装置(しんくうそうち)

ここでは真空(しんくう)について学びます。
真空実験装置(しんくうじっけんそうち)は、ボタンを押(お)すと、ガラス管の中の空気を外にはき出し、真空状態(しんくうじょうたい)を作ります。空気がなくなると、普通(ふつう)の状態と比(くら)べて、どのような変化が起こるのかを目、耳などの五感を使って観察してみましょう。

真空装置(しんくうそうち)詳細資料

真空装置

真空状態(しんくうじょうたい)

真空(しんくう)になると、そこには空気の存在(そんざい)がなくなります。音は空気を通して振動(しんどう)を伝え、鼓膜(こまく)が振動(しんどう)し、脳(のう)で聞こえたと認識(にんしき)しているのです。しかし、伝える物質(ぶっしつ)(空気)がなくなると、振動(しんどう)自体が伝わらなくなり、音が聞こえなくなります。
また、へこんでいたボールは、ボールの中に少しだけ含(ふく)まれていた空気が外側の圧力(あつりょく)(空気を抜(ぬ)いたガラス管内)と等しくなるために、ふくらみ始めます。この現象(げんしょう)は、ポテトチップスなどの袋(ふくろ)(開封(かいふう)してないもの)を、3,000m級の山に持って行ったときに、袋(ふくろ)がパンパンにふくらむ現象(げんしょう)と同じ仕組みです。

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