
東日本大震災より10年
2021年03月11日(木)
3月11日は、日本にとって忘れられない日です。14時46分、東日本の日本側を大地震が襲い、一万数千人の尊い命が奪われました。私は、その日のことを鮮明に覚えています。こちらの揺れはさほどではありませんでしたが、東北地方を中心にとんでもない被害がでているというニュースが飛び込んできました。学校でテレビをつけると、ものすごい勢いで陸地に向けて進んでいる津波に、今にも飲み込まれようとする軽トラックの映像が流れていました。その後、続々と被害状況が報告され、地震が発生した夜になって、福島原発が水素爆発を起こしました。今まで経験のない大災害だと感じました。
あれからもう10年が経ちました。3月に入ってからテレビや新聞で関連の情報が報道され、改めて被害の大きさを目の当たりにしています。家族を失った人や津波に飲み込まれた生徒のことが語られるたびに、天災の怖さを感じずにはおれません。いまだに立ち入ることにできない地域は、全く時間が止まったように震災時の様子がそのまま保存されています。まだ、復興の道は半ばだと感じました。
今日は、朝から校舎の屋上に上がっている日の丸を半旗にし、弔意を表しました。また、朝の会では、この話題で担任から話をし、14時46分に全校一斉に1分間の黙とうを捧げました。天災はいつ起こるかわかりません。これを機に、防災への意識が高まり、家庭での話題に上ればいいなあと思います。