
新任式、始業式、入学式
2021年04月08日(木)
いよいよ令和3年度が始まりました。4月に入り、教職員の異動に伴い新しいメンバーでのスタートになりました。私は昨年度に引き続き、校長をさせていただきます松代 弘(まつだい ひろし)と申します。何卒よろしくお願いします。課業日を中心に、このブログは毎日更新をできればと考えております。学校での生徒の様子や地域のこと、学校経営の立場から日々考えていることを発信したいと思います。
さて、今日は登校一日目ということで、生徒も教職員も緊張感をもって臨んだ1日だったと思います。まずは、2,3年生のクラス発表。誰と一緒?担任の先生は?いろいろな思いをはせて、クラスの一覧表に釘付けになっていました。
その後、生中継で新任の先生方の紹介、始業式を行いました。教室でモニターを通して行う方法にも慣れてきて、しっかり話を聞くことができたようです。私から話した内容は次の通りです。
「2,3年生の皆さん、おはようございます。そして、進級おめでとうございます。14日間の春休みをどのように過ごしましたか?いつも以上に温かい日々が続き、春の陽気を感じながら、今日の日を待ちわびていた人も多いのではないでしょうか。新型コロナウイルスの状況は、大阪を中心に感染者が増加するなど第4波が心配な状況で、新年度を迎えても感染症対策を十分に意識しながらのスタートとなります。学校ではマスクの着用はもちろんのこと、こまめな手洗いが大切です。改めて三密には身をおかないことを心がけてほしいと思います。
昨年度の初めにもお話しましたが、私は、中学校の3年間で一番に身につけて欲しい力は、「自立」だと思っています。確かに勉強ができるようになることは大切なことかもしれませんが、もっと大切なことは、大人の階段を上っていくために、自分で考えて行動できる人になるということです。「指示待ち人間」という言葉がありますが、誰かに指示されたら動けるけど、今の状況を判断し自分から進んで行動することが苦手な人もいると思います。では、どうすれば自立心は育つのでしょうか。まずは年度初めに自分自身の目標を決める際に、「〇〇ができるような人になりたい。」「目指せ、〇〇」などの目標を定めたら、それを達成するためにどんなことをすればよいか考えてみることです。現在、大リーグのエンジェルスで活躍している大谷翔平は、高校生時代に「速いボールを投げる」という目標を紙の中央に書き、それを達成するためにする方法を網の目状に書き足していったという話を聞きました。本年度は目標を掲げるだけでなく、それを達成するための方法をしっかりと考えましょう。そうすることで、自立心は少しずつ育っていくと思います。一度やってみてください。
3年生は、日吉中学校の「顔」です。思う存分リーダーシップを発揮してください。君たちの動きを後輩達は注目しています。「さすが先輩!」と言われる存在となり、1年後には自らの進路を自分でしっかりつかみ取れるよう、日々の努力を重ねてください。心から応援しています。
2年生は、新入生を迎えて先輩となります。中堅学年となり、自分の力をたっぷりと蓄える時期です。自分に自信が持てるよう、得意技を一つでも多く増やしましょう。中堅学年が引き締まる学校は、すばらしい学校になるとよく言われます。成長を期待しています。
最後になりますが、午後から入学する269名をお迎えし、全校生807名で、学校目標である「切磋琢磨し躍動する学校」を創っていきましょう。」
午後から入学式を行い、269名の新入生をお迎えしました。真新しい制服に身を包み、期待と希望に胸をふくらませて入学してくれました。明日からが楽しみです。