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卒業式式辞

2021年03月16日(火)

 卒業式から一夜明け、今日から1,2年だけの学校になりました。2年生が学校を引っ張る立場になります。今日は1校時に担当の3クラスの生徒が体育館の後始末をしてくれました。先生の指示に従い、てきぱきと動き、あっという間に片づけが終了しました。さすが2年生という感じです。
 昨日の式辞を改めて紹介しておこうと考えました。ご一読いただければ幸いです。
「比叡の山並みから吹く風も柔らかく、春の息吹を感じる季節となりました。三寒四温を繰り返し、桜のつぼみもふくらみはじめ、春の日差しがまぶしい今日の佳き日に第74回大津市立日吉中学校卒業証書授与式が挙行でき、心からお喜び申し上げます。
 新型コロナウイルスの感染拡大を考慮して、昨年度と同様に、来賓の招待や在校生の出席を控え、保護者数の制限、開催時間の短縮や内容の工夫等により、なんとか実施する運びとなりました。そんな中、私がこの式でこだわったのは、時間は多少かかりますが、卒業生一人一人に卒業証書を手渡すことと卒業生の歌を2曲披露してもらうことです。卒業生が主人公の卒業式、一生の思い出に残る式にしたいと思います。
 さて、改めて227名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。先にも少し触れましたが、新型コロナウイルスの影響で、本年度は大きな行事の中止や延期、縮小や制限がある中で、教育活動に支障のある1年でした。1年前の突然の休校はまさに青天の霹靂でした。新年度に入ってからも、入学式や始業式は何とか行いましたが、5月末まで約2か月の休校となりました。最終学年として新しいクラスで頑張ろうとしていた気持ちも吹っ飛び、家庭での生活を余儀なくされました。学校に行くのが当たり前という大原則が崩れる中、全く先の見えない不安を感じていた人も多かったのではないでしょうか。6月から学校は再開になりましたが、分散登校から始まり、正常化するまで本当に時間がかかりました。朝昇降口で皆さんの姿を迎えることが本当にうれしく、挨拶を交わし合うことの幸せを感じました。
 また、部活動においても、制限がある中で最後の大会に向けて準備を行いましたが、最後の夏季総体も全国大会、近畿大会、県大会と順に中止が決定されましたが、市の大会は十分ではありませんでしたが、交流試合をなんとか行うことができました。順位が出せない競技も多く、物足りなさを感じずにはおれませんが、生徒の皆さんは、私たちの思い出作りのために最後の大会をしてくれてありがとうございましたという言葉をかけてくれました。修学旅行も2度の方面変更をしながら、10月に日帰りでネスタリゾート神戸に行きました。「なぜ自分たちだけこんな目に合うのか?」という思いはあったに違いありません。その時も、「本当に楽しい一日でした。校長先生ありがとう」という言葉をいただきました。本当に大人の対応を感じ、君たちの成長を実感しました。その後は、気持ちを切り替えて、自らの進路実現のために勉強にも積極的に取り組んでくれました。我慢を多く経験した分、本当に精神的な成長が大きかったように思います。随所に自分のためだけでなく、周りの人のために働く姿も数多く拝見しました。まさに、本校の校訓にある「切磋琢磨し躍動する学校」の顔として、誇りべき存在でした。
 今日で義務教育9年間を終了し、次のステージに夢と希望をもって進んでいく皆さんに私から餞の言葉を送ります。一つ目は、「レジリエンス力を高めよう」ということです。学校だよりでも紹介した「レジリエンス」ですが、打たれ強い心の力やへこんでもおれずに復元する力のことを言います。本年度はコロナの影響でこれまで経験もしないことがたくさんありましたが、今後も何が待ち受けているかわかりません。順風満帆な人生を願っていますが、いろいろな苦難もあることでしょう。不確実な時代を生き抜くためには、竹のようにしなやかな心をもって、自分自身の内なる力を蓄えてください。疲れたときは一服しながら、また前進してほしいものです。
もう一つは、「ほめ達人間になろう」ということです。人間は決して一人では生きていけません。これからも多くの人と関わりながら、自分の人生を豊かにしてほしいです。そこで、大事なのが、相手を褒めることだと思います。口先だけでほめるのではなく、心からほめてみましょう。きっと心が温かくなると思います。3つのS「すごい」「素晴らしい」「さすが」に+して「素敵」を覚えておくといいでしょう。そこからコミュニケーションがうまれ、人間関係を円滑に進められると思います。私も日々実践しています。一度挑戦してみてください。
 保護者の皆様、手塩にかけたお子様のご卒業を心からお喜び申し上げます。立派に成長した姿を目にして、感無量のことと存じます。特にこの3年間は、思春期の真っただ中で、自我の芽生えもあり、子育てに悩まれたこともあったと思います。なかなか素直に「これまでありがとう」と言えない人もいますが、心の中では感謝の気持ちであふれています。今日は、少し時間を取って、お祝いと感謝の気持ちを伝えあえるといいですね。
 いよいよ、卒業生のみなさん、お別れのときが近づいてきました。3年間で培った折れない心で、進む道はそれぞれですが、自分を信じて一歩一歩前進してください。大活躍しているうれしい知らせを心待ちにしています。みなさんの洋々と広がる可能性に期待を込めて、式辞といたします。」
 それと、HPの閲覧カウンターが「40000」を突破しました。日々ご覧になっていただいている方に感謝申し上げます。

第74回卒業証書授与式

2021年03月15日(月)

 春を思わせるような温かい日になり、卒業生の門出を祝福しているかのようによい天気に恵まれました。保護者の皆さんに見守られ、卒業証書授与式が開催でき、本当に良かったです。長時間になること避けるため工夫を凝らし、保護者数を制限するなどして三蜜回避にも努めました。万一のことを考え、座っていただいた場所を特定するため、座席カードに氏名の記入をいただきました。
 今日の卒業式で感動したのが、卒業生の態度と2曲の卒業生による合唱でした。式が始まったら、頭の位置がほぼ動くことなく集中できており、動作にも一体感がありました。合唱曲については、まさに成熟したコーラスが体育館を包み込みました。自然と頬をつたうものがありました。これまでに何度となく卒業式を経験していますが、これほどまでに充実感のあった式はあまりありません。卒業生の今後の飛躍が楽しみでなりません。

卒業式予行・準備

2021年03月14日(日)

 今日は明日の卒業式準備のために、登校日に設定しました。(もうすでに10日に振替休日をとっています。)何か日曜日に登校するのは、日常と勝手が違い、違和感を感じている人も多いようです。朝の出勤は渋滞もなく、時間を得したような感じがしました。
 3年生は朝から体育館に入場し、まず同窓会の入会式を行いました。いつもなら同窓会長さんにお越しいただいてご挨拶や説明をいただいていましたが、今回は「同窓会入会を歓迎するお言葉」を事前にお預かりし、教頭先生が代読しました。本年度の卒業生の同窓会名は「アベンジャーズ」になりました。卒業後は日吉中学校の同窓生として誇りをもって活躍してもらいたいです。
 その後は、卒業式の流れをおさらいし、予行練習を行いました。私も全員に卒業証書を手渡す練習をさせてもらいました。しっかりを目を合わせて受け取る生徒も多く、態度も抜群でした。式歌は2曲ともよく声が出ており、感動しました。本番が楽しみです。
 午後からは、1,2年生の手で会場づくりが進められています。卒業生のために「素晴らしい式場」を創り上げてほしいです。

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