本校では、ここ数年、子どもたちの伝え合う力を育てたいと「聞く力」「話す力」を中心とするコミュニケーション能力の向上に努めてきた。その指導の工夫の一つとして、短時間で続けて取り組めるエクササイズをつくり、さわやかタイム等を利用して実施してきたり、授業研究を実施したりしてきた。その結果、少しずつではあるが子どもたちにも浸透し、その成果が見られるようになってきた。しかしながら、子どもたちの姿には個人差が大きく、また興味関心の度合いによって定着しにくい部分も見られた。また、ことばの重みやことばにこめられた思いが充分感じられなかったり、理解できなかったりすることがあり、場をわきまえないでことばを発したり、相手の気持ちをよく考えずに言ってはいけないことを簡単に言ったりする傾向がある。
 昨年度は、国語科をはじめ、学活や社会科、総合的な時間とさまざまな教科での多面的なアプローチがなされ、取り組みへの広がりがみられた。本年度は、教科枠を国語科にしぼり、読む、書く、話すなどの基礎学力の定着を図るとともに、正しい読みから深い読みへ、すなわち、ことばからイメージする力を育てることによって確かな読みの力を身につけさせていきたい。さらに、学級全体やグループでの話し合い活動の場で、友だちとの意見交流を通して、自分の考えをより確かなものにするとともに、友だちの意見を尊重する態度を育てていきたい。このような学習活動を通して、子どもたちひとりひとりの思いがこめられたことばを互いに大切にしようとする態度が培われ、さらには、人と人とのかかわりを大切にし、他者を認めながらよりよい人間関係を築き、よりよく輝きながら生きていく力となると考える。
主題設定の理由
本年度の研究主題 教科および領域
ことばにこめられた思いを大切にし合う授業づくり

〜確かな読みの力を育む学習指導の工夫〜

国語
研究仮説
研究の内容
研究の方法
・学年研究を主体とする。
・各学年が1回の研究授業を公開する。
・教科は国語科とする。
・全体会のもち方を工夫し、誰もが充分に意見を出し合い検証していける研究会を設定していく。
・授業の観点や研究主題かかわる学習活動に注目し、研究協議を行う。
・さわやかタイムなどの時間を活用し、読書指導やことばの基礎基本の定着に取り組む。
・子どもの興味関心を引き出す効果的な教材教具を開発し、資料を次年度に残していく。
・校内生活全般の場面においては、日頃の研究を実践の場として生かし、言語能力の充実を図る。
(5)研究・研修計画
 月 校 内 研 究      職  員  研  修 
4月 ・授業づくり部会 研究推進委員会 ・情報教育研修会@
5月 ・授業づくり部会、研究推進委員会
・職員会議で研究の進め方等提案
・校内研究会全体会
・心肺蘇生法講習会
・平野の子どもを語る会@
6月 ・授業づくり部会、研究推進委員会
・授業研究会@
・プール水質管理研修会
7月 ・授業づくり部会、研究推進委員会
・授業研究会A
・人権夏の研究集会 ・情報教育研修会A
・道徳授業研修会
・教育相談研修会   ・特別支援教育研修会
8月 ・授業づくり部会、研究推進委員会 ・人権教育研修会
・音楽実技研修会
9月 ・授業づくり部会、研究推進委員会
・授業研究会B

10月 ・授業づくり部会、研究推進委員会
・授業研究会C

11月 ・授業づくり部会、研究推進委員会
・授業研究会D
・人権秋の研究集会
12月 ・授業づくり部会、研究推進委員会
・授業研究会E
・書写実技研修会
1月 ・授業づくり部会、研究推進委員会]
・授業研究会F
・・英語学習研修会
2月 ・授業づくり部会、研究推進委員会
・研究のまとめ

3月 ・授業づくり部会、研究推進委員会
・職員会議で次年度研究計画(全体会)
・研究紀要づくり
(6)校内研究体制の概要
研究推進委員会は、校長・教頭・教務部と各学年部の研究推進委員、各種専門部の代表が参加し幅広く論議できる体制 をとる。
・担任外も各学年部に所属し、事前授業や検証授業に参加しながら議論に加わる。
・研究推進委員は学年研究の計画・立案・推進を積極的に推し進めると共に、全体研究会をリードしたり研究通信などを発行したりし、広報活動に努める。
基礎基本の学習内容の定着を図り、ことばからイメージする力を育てることや友だちとの意見交流をすることによって、確かな読みの力を身につけることができれば、子どもたちひとりひとりの思いがこめられたことばを大切にすることができるだろう。

本年度の校内研究・研修の進め方
学校教育目標
か 考える子ども

が  がんばる子ども

や やさしい子ども

け  げんきな子ども
児童の実態

・知識欲旺盛

・素直でやさしい

・自然や人との関わりが希薄

・自己解決力の不足

・粘り強さにかける
・基礎的・基本的な力の育成(話し方、聞き方、ノートの取り方)
・言語能力アップのスキル (漢字の読み・書き、視写、音読 、国語辞典の活用)
・百人一首大会 ・詩や俳句づくり ・作文 ・日記
・朝読書 ・読み聞かせ ・学校図書館の活用  ・教室の読書環境の工夫
・音読による内容の正確な理解。
・根拠となることば、中心となることば(キーワード)を意識した学習活動。
・書く作業を取り入れ、自分の思いや考えをまとめさせる。(ノートやワークシートの活用)
・子どもたちの思いや考えを発表できる場づくり。
・意見交流によって自分の考えをより確かなものにさせる。(正しい読みから深い読みへ)
読みの基礎基本の定着を図り、確かな読みの力をつける学習活動の工夫を図る。
◇授業の工夫、改善







◇確かな読みを育てる環境づくり(豊かな言語感覚を育てる)  



◇ことばへの興味関心を広げる


◇学習スキルの定着